養父の悪巧み-3
「いじめないで…」
悲しみが滲み出たような声。少女は観念したのか、両手の掌を壁に付けた。勝雅は浴槽の縁に紗綾の右足を載せさせた。右の腿はほぼ水平になるくらいまで持ちあがった。
勝雅は中腰になって、少女の秘部へ顔を近づけていった。
「恥ずかしい…」
湯と汗とで濡れた幼ない草むらの光景に、身震いするような感動が湧き上がってきた。少女の恥毛は春草とか若草とか呼ばれているが、まさに萌え出た草のように柔らかくしなやかで、指を絡めればたやすく引きちぎれそうな感じだ。湯に濡れて艶光りしてピッタリ肌にへばりついている。
勝雅は掌をあてがい柔らかな春草の感触を楽しんだ。
「あ、……ン」
「さーちゃん、柔らかい恥毛だね」
少女は恥じらいでぶるぶるっと太腿を揺らせている。恥毛の谷の下側に可愛いらしい小鳥の嘴(くちばし)にも見えるクリトリスが包皮を被っていた。包皮の先端を軽く指の腹で圧迫して、揉むように愛撫してみた。
「あ、いやン」
腰を引きながら甘い声を洩らした。
「ここ感じるだろ。皮剥いて触っていい?」
「やめてお願い」
泣き声になった。
「さーちゃん、オナニーしてるんでしょう?」
「えっ…」
「自分で皮剥いて、愛撫しているんでしょう?」
「してない」
「そうなの…」
「だからやめて」
切なげな声。包皮の上からの愛撫に感じているのだ。勝雅は思いきって、敏感な肉芽のカバーをそうっと剥きあげてみた。
「いやっッ」
(ほう、意外と大きいじゃないか……)
妻のお豆よりも、紗綾の粒真珠のほうが明らかに大きかった。親指の腹でしずかに粒核に触れると、細っこい全身がピクピクと悶えて跳ねた。
「あ、ああン! やめて!」
「クリちゃん、おっきいじゃないか。だんだん硬くなってきた」
「やめて!お願い!」
「オナニーいつからしてる?」
「あ、ああン!ああっ!」
紗綾は浴槽の縁に載せていた右足を下ろして、そしてふらっとバランスを崩して後ろに倒れてきた。勝雅は紗綾の腰を受け留めた。
「もういやっ!」
腰に巻きつけた勝雅の腕を強引を振りほどき、紗綾は浴室から逃げ出した。
「さーちゃん!」
紗綾は脱衣場でつんのめって、前に倒れた。下着を入れていた脱衣カゴが吹っ飛んだ。
床に顎を密着させて、全裸の紗綾は声をあげて泣き出した。
妻の美恵子が血相を変えて飛んできていた。
「あなた、何をしたの!」
「ちょっと性教育しただけだ」
それ以後、紗綾は勝雅と一緒に風呂に入ることはなかった。
三年前の出来事であった。
高校生になった可憐な紗綾を抱きたい。強姦のような卑劣な手段じゃなくて、合意の上で紗綾の蜜壺におちんちんを入れたい。どうすればいいのか?
勝雅は日々悶々としていた。
だが、チャンスは巡ってきた。実の娘・新田美和(高校二年)から掛かってきた密告電話がすべての始まりであった。