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アンバランス×トリップ
【ファンタジー 官能小説】

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真相-10

「ーーーっはっあっ……はぁ……」

 ピクピクと蠢く淫核を指先に感じながら、カリーはゆっくりと弛緩する。

「は……ぁ…イッちゃった……」

「自分の指でイクなんて淫乱」

「淫乱、嫌い?」

「へへ……大好き」

 ゼインは子供みたいに笑い、カリーにチュッと口付けた。

「や〜…もぉ〜…可愛いぃ〜」

 きゅうぅんと胸が高鳴り、カリーは堪らずゼインの首に抱きつく。

「可愛いはあんま嬉しくねぇんだけど?」

「だってだって、ずぅっと言いたかったんだもん。ゼインの笑った顔可愛い♪大好き」

 今度はカリーがゼインに口付けて、たっぷり舌を絡め始めた。

「ん……くちゅっ」

「な……目ぇ開けてて」

 ゼインのお願いに、カリーはうっすらと目を開ける。
 至近距離に真っ蒼なゼインの目……その目は嬉しそうに細められていた。

「んっ…はぁ……」

 ちゅうっと舌を強めに吸われ、カリーはそれを伸ばす。
 一度口を離したゼインはカリーの目を見たまま、舌を絡めた。

「ぁ……はぁ…ん……」

「くくっ……可愛いのはお前だっつうの……キス下手すぎ」

 息継ぎと舌の動きがぎこちない、とゼインはクスクス笑う。

「うるしゃぁい」

 スランと全く同じ事を言われて、カリーはとろんとしながら言い返した。

「も〜…可愛いなぁ〜…だめだ……我慢できねぇっ」

 ゼインはぐいっとカリーの片足を持ち上げて、濡れ濡れの淫口を露にする。

「ひあっ?!」

「目ぇ、閉じんなよ」

ぐちゅうっ

「んああぁぁっ!」

 ゼインの極太の肉塊は一気にカリーを貫いた。

「あっ……や…あぁ……」

 見開いたカリーの目から涙がボロボロ零れ、身体がヒクヒク痙攣する。
 どうやら挿れただけでイッたようだ。


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