おなにー-1
花子『私たちこのままでいいのかしら…』
太郎『始まった』
花子『ねぇ、私たちもう高校2年生よ?』
太郎『そうですね』
花子『つまりセブンティーよ』
太郎『それ70歳じゃね?セブンティーンだろ?』
花子『どっちでもいいわよ』
太郎『はいはい、それで』
花子『私とアナタが出逢ってから早17年…』
太郎『まぁ、お前が隣に越して来たのは14年前だけどな』
花子『細かいわね。でもそれが百歩譲って本当だとしても私たちは出逢ってから14年経ってる事になるわ』
太郎『本当だし言い回しが面倒くさいねお前』
花子『それで何で私たちは付き合ってないの?』
太郎『関係無いだろそれは』
花子『こうして貴方の部屋にほぼ毎日来てあげてるのよ?私が』
太郎『毎日迷惑かけてるってどうして気付いてくれないの?』
花子『そこのごみ箱に丸まったティッシュの山がありますね?』
太郎『おいその言い方やめろ』
花子『私という可愛い女が付いていながら、貴方は自家発電で無駄打ちですか。あーそうですか』
太郎『決めつけないでくれる?』
花子『私の家は貴方の家の隣です。そしてこの部屋は私の部屋と隣接してます。ほら、窓を開けたら(カララ…)私の部屋があります。あなたが毎晩私の着替えを覗いてるあの部屋です』
太郎『覗いてねぇし!!』
花子『昨日の夜11時頃、貴方はどこに居ましたか?』
太郎『は?』
花子『昨夜23時頃、貴方はどこに居ましたか?』
太郎『なにこれ?事情聴取?ここにいたと思うけど…』
花子『何してましたかこの野r…、この太郎』
太郎『言い直さなくていいから。何って……あっ!おまっ』
花子『貴方はあの日、ここのカーテンを閉めなかった…』
太郎『あの日って昨日だろ。ってかおま』
花子『私は…とてもショックでした』
太郎『俺の方がショックだわ!うそ!マジで死にたい』
花子『思ったより小さかったので安心しました』
太郎『うるSAYよ!余計なお世話だYO!マジかー!死にたい』
花子『健全な男子なら当たり前の行為です。恥ずかしがる事はありません』
太郎『やかましいわ!何覗いてんの!?馬鹿なの!?ほんと、死ぬ!?』
花子『私が言いたいのは!!!!』
太郎『…っくりしたぁ、何で急に大声出すんだよ!俺が出したいよ!』
花子『はんっ…何を出すつもりなんだかっ』
太郎『おい、何でもそっちにもってくな!あと鼻で笑うな』
花子『私に出すつもりね!?たっぷり注ぐつもりでしょう!?いいわ受けてたつわ!(がばっ)』
太郎『人の部屋でM字開脚しないでくれる?』
花子『そんな…見ないでよ(ぷい)』
太郎『自分で晒して何で恥ずかしがるの?しかもどうやって頬を赤く染めてるの?無駄にすごいんだけどその演技力』
花子『今日も縞パン』
太郎『聞いてないしお前いつも見せるから新鮮さが全く無い』
花子『やっぱりTバックにすべきだったか…』
太郎『反省会は一人でやってください』
花子『でもさー、やっぱり付き合ってないのおかしいよ』
太郎『何でだよ』
花子『普通幼馴染と言ったら紆余曲折を経てお互いがお互いを求めあうものでしょう?常考』
太郎『同人とかラノベ読み過ぎ』
花子『(のそ…)私じゃ…駄目?』
太郎『そうやって四つん這いになって見上げながら目を潤ませれば落ちると思ってるだろ?』
花子『…ちっ』
太郎『あぐらかくな。豹変過ぎる。本当にすごいなお前』
花子『どうすればいいのよ』
太郎『どうって、今まで通りでいいじゃん』
花子『分かったわよ』
太郎『もう帰れ。10時過ぎてるぞ』
花子『そろそろオ○ニーしなきゃだもんね』
太郎『本当にそれだけは忘れて下さい(土下座)』
完