バレンタインのご褒美-3
「…目立たないところだったら…」
消え入りそうな、小さな声。
遠慮なくボタンを上から2つほど外して、少し広げると丘の麓に強く吸い付く。
「ほら、つけちゃった。小春の身体中につけてあげる。でもその前にこっち、可愛がって欲しそうにしてる」
シャツの上から蕾を口に含む。
「あっ、んんっ」
シャツごと吸い上げたり、甘噛みしたり。
時間をかけてそこを愛撫し、彼女の反応を確かめる。
「乳首透けて超エロい。こっちも同じことしてあげよっか?」
「イヤ…」
「イヤなの?気持ち良さそうな声出てたのに?さっきより硬くなってるのに?」
彼女の目を覗きこみ、まだ濡らしていない方の蕾に指で刺激を与えながら尋ねる。
「…焦らさないで。直接…」
また頬を真っ赤に染めて、視線を外してつぶやいた。
「直接、何?」
あまりの可愛らしさに愛しさがこみあげてくる。
なのに、優しくすることができない。
もっと苛めたくなる、ってオレは好きな女の子のスカート巡りするガキと変わらないらしい。
「…シャツの上からじゃイヤ。直接触って欲しいの…」
「触るだけでいいんだ」
わざと顔を至近距離で覗きこみながら、ボタンをひとつひとつ外していく。
「…和馬の好きなようにして…でももう焦らさないで…」
そう言うと自分からオレの首に手をまわし、唇を奪い、舌を絡めてきた。
激しいキスに唇が離れる瞬間、どちらのものともわからなくなった唾液が透明な糸のように繋がる。
お望みの通り、露になった蕾を強く摘まむと彼女の口から艶やかな声が漏れた。
「小春、実はエロかったんだ」
「何を今さら。散々下ネタで盛り上がるたびに人のこと痴女だのなんだの言ってたクセにっ」
反撃、と言わんばかりにオレの股間に手を伸ばす。
バスタオル越しにオレのムスコを撫で上げる。
「 もうこんなになってるクセに」
勝ち誇った瞳でオレを見上げながら動かす手つきがやらしい。
ご指摘の通り、オレのムスコは痛いくらい硬くなって彼女にその存在をアピールしている。
「このまま手がいい?それとも口?」
どうやらまた彼女は余裕を取り戻してしまったようだ。
「口でされたらすぐ出ちゃうよ」
降参、と言う代わりに彼女の胸に再び刺激を与える。
「んっ、いいよ出しても」
「いや、最初だからちゃんと小春の中でイキたい」
「生で中出しはイヤよ?」
「当たり前です。着けるものはちゃんと着けますって」
小春を大切にしたいから、という言葉を飲み込んだ代わりに唇を奪う。
膨らみの柔らかさとその頂にある蕾の硬さを楽しんでいた手を下へ下へと滑らせながら。
その到着を拒むようにかたく閉ざされた太ももに手をかけると少しだけ自主的に開いてくれた。
「もう準備万端?」
柔らかい茂みの根本はすでに溢れ出した愛液で湿っている。
茂みをかきわけ、合わさったヒダを開けると顔を出した小さな芽をそっと指ではじく。
彼女の身体がびくんと震えた。