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手紙≦言葉
【コメディ 恋愛小説】

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手紙≦言葉-1

はじめまして!自分は今日から近くの高校に通い始める速水優(はやみゆう)と言います。もこみちと一緒の苗字で少し嬉しい気もしている。けど実際の俺はもこみちみたいにかっこよくないし背も170と平均サイズだ。しかしこの高校生活が俺の平凡な一日を変えた…

「お〜い、優〜」
高校へ行く途中に後ろから俺の名前を呼びながら走ってくるやつがいた。
「なんだ勇か…」
走ってきたこいつは稲垣勇(いながきいさむ)というおれの中学時代の親友だ。まぁ背も高く頭も良い、さらに顔も良いということでかなり女子から人気がある奴だった。
「なんだつれないやつだな〜。高校初日だぜ!俺なんかどんなかわいい子がいるか楽しみで楽しみでしかたないのによ〜」
「いいよな〜勇はもてるから…俺なんかかわいいこがいても見向きもされないんだから…」
そんな俺を無視して勇はかなり楽しそうだった…

その後勇と話しながら高校へと着いた。靴をはきかえて校舎にはいった。クラスは勇と同じだったので少し安心したようなしないようなだった…
教室で勇と話していると先生が入ってきた
「席につきなさ〜い!」
みんなが席についた。すると次の瞬間先生が言った言葉に俺は凍りついた。
「それではまずみんな一人づつ自己紹介してもらいましょう」
な、なに〜!!!
ま、まじかよ!俺は人の視線をあびるのがにがてなんだよ!中学の卒業式のときも視線のせいで緊張しすぎてステージからおちたんだぞ!(爆笑の嵐だった…)しかし一人づつ自己紹介がはじまった。勇は女子からキャーキャー言われていた…うらやましい…。おっとっとうらやましがってる場合ではない!どうにかして緊張をほぐさないと。そ、そうだ手に人と三回書いて舐めたら緊張しなくなるって聞いたことがあったな
「人、人、人、ペロ」
ど、どうだ!?
駄目だ…まったく効果がない、え〜いこうなったらやけだ一か八かやってやる!!!
「じゃあつぎは速水君おねがいね」
よ、よし!やってやる!
「え、えーと、は、速水もこみ…じゃなく速水優と言います。よろしくお願いします」
ど、どうだ!?おかしくなかったか?すると周りで声が聞こえた
「速水君って少しかっこよくない?」
金崎真央(かねざきまお)と言う小柄な女子だった。顔はかわいくて性格もよさそうな子だった。が
「え〜、真央変わりものだね〜。私は稲垣君がチョーかっこいいとおもう。」
か、変わりものっておれを好むやつはそんなにいないのか!?喜びどショックが同時に味わえた良いような悪いような自己紹介だった。
緊張の自己紹介から早くも一ヶ月。クラスにもなじめてきたそんなある日クラスの森由美(もりゆみ)という男子から人気で金崎と仲の良い女子から
「ねえねえ、速水は告られるなら手紙と直で言われるのどっちが良い?」
と言うことを聞かれた
とつぜんのことにとまどってしまった
「と、とつぜんなに?」
「まぁいいからいいから、どっちがいいの?」
どうしよう?俺は告られたことがないからわからない…
「ねぇ〜どっちなの〜?」俺は緊張しやすいタイプだから直接より手紙のほうが…
「俺は手紙のほうが…」
「ふむふむ、わかった!ありがとう」
そういうと由美は走っていった…
なんだったんだ…


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