第一話-1
「謙ー!早く帰るよー!」
「ちょっと待ってって。まだ終わってな…っておい!」
「よし。行くぞー!」
結衣は俺の手をとり、昇降口へ向かっていった。
仕方なく委員会の仕事を後にして、今日は帰ることにした。
「そーいえば、今日って謙の親いないんだよね?」
「おう。うちくるか?」
「うん。じゃあ着替えてからいくね!」
よーし!今日も結衣とあんなことやこんなことができる!
なんて考えてると、いつも
「なににやけてんの?きもいよ(笑)?」
といわれる。また、その顔がかわいいくてまた顔が緩んで、ぶたれるんだけど。
五分後。
ピーンポーン♪
「入っていいぞー。」
「お邪魔します!」
結衣が部屋に入るのは何度目だろう。
今日も部屋に二人が入った瞬間結衣をだきしめた。
「謙ー?今日は早いんだね?」
「だって俺、今日我慢できない。いい?」
「いいよ?ていうか私も我慢できない。」
「結衣…」
唇と唇が重なる。何度目かのキス。
どちらからとなく舌を絡めあう。
「…っん!」
結衣が声を出す頃には、ベットに移動し、
結衣の服をすべて脱がせていた。
「なんか、今日の謙。肉食だね?」
「お前がかわいいからだろ。」
「ありがと。えへへ」