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キミのとなり。
【幼馴染 恋愛小説】

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なんで、○○が!?-2


そもそも、綱紀と出会ったのは7歳の頃。

あれは、桜がちょうど散るぐらいの時期だった。


「ピンポーン♪」

となった私の家に「はーい」と無駄に声が大きい母が言う。

ガチャっと開くと、そこにはキレイな女の人と、
かわいい男の子がキレイな女の人の裾をつかんで少し緊張した顔で迎えた。




「隣に引っ越してきた澤江です〜、よろしくお願いしますね〜」



「橘内です〜!まぁまぁかわいい子供さんですね〜おいくつですか?」



「今年で7歳です!ほらっ、綱紀あいさつしなさい?」




・・・なに、この子。うじうじしてて、バカみたい。




そう思い、私はリビングへ戻って行った。







―――それが私の綱紀に対しての第一印象だった・・・。








「あっえと・・・こうき、です・・・」




「あら、かわいい子だね〜うちの、梓奈と大違い‼(笑
 あっそうだわ!あずなぁ〜?あずなぁ〜??いらっしゃーい?!」




・・・うるさいなぁ、1回呼べばわかるよ・・・





「なにー?」



「いいからこっち来て、あいさつしなさい!」


めんどうだなぁ・・・と思いつつ・・・。





「えっと、梓奈です。こうき?くんだよね、よろしく!」




まぁ仕方ない、初対面は明るい子って思われるようにしよう。



すると綱紀は目を輝かせて、握手してきた。




「えっ!?」




「よろしくね!あずなちゃん!!」







一瞬、その時みせた綱紀の笑顔がいまでも、記憶に残っている。








そのときから、きっと私は綱紀にひかれていたんだと思う・・・――。


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