海老川優里の最後の笑顔-7
校舎の中に入る4人。
「やっぱり思い出の2年3組の教室よね!」
見るもの見るものが全て懐かしい。同じ学校でも、勤務先よりも母校の方がやはりいい。4人がクラスメートだった2年3組の教室を選び、中に入る。
「懐かしいわねぇ、湯島〜!よく遊んだもんねぇ、ここで。」
「う、うん。」
優里の頭の中には湯島武史にした様々な虐めが次々に思い浮かぶ。
「じゃあ、早速だけど、アレするわよ?」
「アレ…??」
「やだぁ湯島。もう忘れたのぉ?この間やったアレよ〜!」
「アレ!!や、やだよ…!」
「いいから寝ろっつーの!」
湯島の足をハイヒールで思い切り蹴飛ばす。
「い、痛い!わ、分かったから…」
湯島は床に仰向けに寝る。
「あ、もえ!私もう出そう!」
真希がスカートを捲る。
「えっ?な、何するの!?」
意味が分からない優里。真希は武史の顔に跨がり股間部をパンティごと押し付ける。
「プスゥゥゥゥ…」
「!?」
屁をする真希に驚く優里。
「うっ!く、臭い…!」
苦しむ湯島。
「う〜ん、爽快!」
「あ、私も出る!」
ワンピースを捲り湯島の顔にしゃがみこむ。
「ブブブブブゥゥッッ」
もがく湯島。
「く、臭せぇぇ!!」
足をバタバタさせて苦しむ。
「もえったら、酷い音〜!」
「ちょっと下痢気味だから。でもスッキリしたぁ!」
2人の野蛮な行為に引く優里。
「ほら、次は優里だよ?やってみなよ?スッキリするよ?」
「わ、私はいいよ…、出ないし…」
「良く言うわよ!昔はみんなの前では女の子ぶってたけど、私達の前では年中プッププップしてたじゃん!」
「で、でも…」
「空気読みなさいよ、優里。いつからそんな仲間意識なくなったの?」
「なくなった訳じゃ…」
「だったら早くしなさいよ!」
「分かったよ…」
勤務帰りでスーツを着ている。優里は仕方なく湯島の顔の上に跨がりスカートを捲り上げ腰を沈める。
「んんっ…」
踏ん張る優里。
「ブボッ!!」
物凄い音が響く。自分で聞いてもはしたなすぎる音の屁であった。
「ううっ!ううっ!」
もはや言葉も出ない湯島。
「き、汚い音〜!優里、やっぱり変わらないね。さすが屁っぷりクイーンだよね!」
「そ、そんな昔のあだなで呼ばないでぇ…」
顔を真っ赤にして恥ずかしがる優里。しかし心のどこかでゾクゾクするような爽快感を得ていた。