無自覚な君-2
言葉を、失った
ほんの一瞬だけど、かなりの至近距離に君が立つものだから
私の心臓は
壊れそうな程
高鳴った
必死に平常心を保ちながら、振り向き抗議の声をあげると
君は
屈託ない笑顔で
私を見る
そう、何も知らない彼だから
無自覚に
僕の心揺さぶるんだ
決して実らない恋と
理解ってるのに
どうして
―…想いは、消えてはくれないんだろう…