その2-1
――PM14:00――
課長:遅い昼飯だね(ｹﾞｯｿﾘ
雪乃:はい。ランチピークは早くても11時45分から遅くて13時半ほどです。混雑した中での食事は落ち着かないですから
課長:で…バイキング？
雪乃:はい。パスタ、ピザ、サラダなど様々な種類の料理が食べ放題です。野菜は旬のものばかりを使った新鮮野菜で農家から直接仕入れています。お肉や卵も畜産農家から直接仕入れています。それでいて安価で
課長:分かった分かった。じゃあ早速ゆっくり食べよう
雪乃:制限時間は45分です
課長:何ですと？
雪乃:スケジュール表にも記載されてますが、ここは『制限時間内食べ放題』のお店ですので45分を越えると別途料金が掛かります
課長:飯くらいゆっくり食わせてくれよ…その別料金払うからさ
雪乃:駄目です。料金だけの問題ではありません。ここを選んだ理由はいくつかありますが、最も興味を引かれたのがこの《時間制限》なのです
課長:どういう事？(ｹﾞｯｿﾘ
雪乃:食事や休憩時間などはついつい会話も弾んでしまい時間を忘れて後のスケジュールに影響が出ます
課長:食事ってそういうものじゃ
雪乃:シャラップ
課長:…はい(ｹﾞｿ
雪乃:従って45分という制限時間を設ける事により時間を常に意識して食事が出来、尚且つその後の行動も円滑に進むという一石二鳥のプランです！どうですか！？(ｷﾗｷﾗ
課長:い、いいね…(ｹﾞｿ
雪乃:ふふ…では早速入りましょう！
課長:…(スケジュールがタイト過ぎる…)
――――――――
雪乃:(ﾊﾟｸﾊﾟｸﾊﾟｸ
課長:…(ｽﾞｽﾞ…←ｺｰﾋｰ
雪乃:〜♪(モグモグ
課長:…(さっきからすげー喰ってる。食欲がおかしい)
雪乃:ん？何ですか？じろじろ見て
課長:いや…別に(見てるこっちが腹いっぱいになるな)
雪乃:そうですか(モグモグ
課長:(こんな細い体のどこに収めてんの？女って本当に胃が２つあんの？)
雪乃:…ふぅ(ｶﾁｬﾝ
課長:お、もう食べ終わった？じゃあゆっくり話でも
雪乃:まだケーキやパフェ等がありますから(ｶﾞﾀ 行ってきます(ｶﾂｶﾂｶﾂ
課長:ええ！？(まだ喰うの！？)
雪乃:(ｸﾙｯ 課長は何がいいですか？持ってきますよ？
課長:いや、要らないです。本当に勘弁して下さい(ｹﾞｿ
雪乃:？？
続