終話-1
雪乃:はっ!(パチ
課長:お、目覚めた
雪乃:ここは…?
課長:病院だよ
雪乃:え?何で、あれ?公園…あ、仕事っ(ガバッ
課長:まぁまぁ休んでなさい(グイッ
雪乃:だって仕事が!
課長:軽い熱中症だと。後は過労とストレスみたいだね。だから体休めないと
雪乃:そんな悠長なこと言ってられません!部長職就任早々こんな迷惑を
課長:いいから言うことを聞きなさい
雪乃:でも
課長:君が一生懸命なのは分かる。しかし体が資本だ。それとも無理して働いて職場でまたぶっ倒れるのか?それこそ迷惑でしかないぞ
雪乃:…くっ…
課長:仲間を信じなさい。君にしか出来ない事もあるが、仕事は君だけが出来る事ばかりじゃないんだぞ?
雪乃:…分かってます…!
課長:分かってない。君は無理し過ぎだ。責任感も強い。何より仕事に対して誰よりも真摯的だ。しかし…全てを背負いこみ過ぎる感がある
雪乃:…(ギリ
課長:部下のたかだか一課長に言われて悔しいかね?
雪乃:そういう訳じゃ
課長:分かってる。少し意地悪を言ったな。すまない。君のことだから自分の不甲斐なさに憤りを感じているんだろ?
雪乃:…ぅぐ…(ポロポロ
課長:うん、泣いて構わんよ。耐えることはない
雪乃:ふぐぅぅ…(ボロボロ
課長:君は頑張ってる。大丈夫、私はいつも君を見てきた。感情を出さぬよう、私感を交えぬよう、機械のように仕事をこなしている君も…こうして泣いたり笑ったりするんだ。分かってる、分かってるよ
雪乃:ひぐ…えぐっ!(ボタタタタ
課長:(凄い、滝のような涙!) ふふ、可愛いな、雪乃君は
雪乃:がらがわないでぐだざい(ボタタタタ
課長:ふむ、私ももう我慢が出来ない(ギシ
雪乃:ふえ?(ボロボロ
――チュ――
雪乃:!!!
課長:…(グイッ
雪乃:んむ!?
課長:…(チュル
雪乃:ん…っ…(チュ
課長:…
雪乃:…
課長:…(スッ
雪乃:……/////
課長:…〜っと、…ゆっくり休め。元上司としての命令だ
雪乃:…は…はい…///
課長:3日くらい休んでから来なさい、分かったね?
雪乃:…はい…///
課長:あー……ごめん、もう一回!!(グイッ
雪乃:えっ、ちょ、課ちょ…んんっ!///
番外編〜昇進〜
END