第6話 新たな陵辱者-7
それからの俺にとって、女は恋愛の対象ではなく、性欲の捌け口でしかなかった。
どんなに美人であれ、ブサイクであれ、結婚していようといまいと、女なんて、化けの皮を剥がせば、淫乱なメス豚にすぎない。
目の前の新妻が何よりの証拠だ。
川村紗希、26歳。
結婚3ヶ月、新妻。
旦那の目を盗んで、近所の男達と不倫中。
許さない。
天罰を下してやる。
滅茶苦茶にしてやる……。
――翌日
いつものように仕事へ行く裕一を見送った紗希。
昨日、蛇沼達に陵辱されたばかりだった。
だから、今日は男達が来ることはないだろうと思っていた矢先、来訪者を告げる音が鳴った。
インターホンの液晶画面には、一人の男が映っていた。
男のくせに肩まで伸ばした髪が特徴的だった。
(この人、確か向かいの倉井さんの家の息子さんだわ……)
(確か、トモユキって言う名前だったはず……こんな早い時間に何の用かしら?)
今の紗希にとっては、裕一以外の男は皆、敵に思われた。
だから、外に出たくなかった。
しかし、放っておくといつまでもそこに居座りそうな雰囲気だったため、仕方なくインターホンを手に取った。
「はい……?」
「あの、向かいの倉井ですけど」
低く、落ち着いた声が流れてくる。
「はい、何か?」