稚拙な感情-1
いつも笑顔で
輝いていて
入社した時から
憧れの人だった彼
仕事は真面目
プライベートは面白くて
人気者の彼
私にも優しくしてくれる彼だから
いつしか
一つの想いが生まれた
相手がいる人を想うことなんてないと思っていたのに
…私は…
もやもやとした感情を抱えながら、ある飲み会の翌日のこと
周りの空気を読む彼だから
無茶な飲まされ方をして
具合が悪かったらしい
けれど
私に話かけてくれた時
彼はいつも通りだったから
愚かな私は
なにも知ることなく…