サムイハナシ2-1
「うんこー!」
今日も冴えてる。俺のボケは他の追随を許さない。
そう、俺はお笑い王。
「うんこでぇす!今日も朝からぽこっとちんこのぽこちんデェス♪」
…く、しまった!
滑ったか!?
しかしこの瞬間俺は信じられない光景を目の当たりにする。
『おいおーい!何でやね〜ん!何でちんこやねーん!』
…どっ!
つ、ツッコミだと!?
まさか俺のボケをツッコむ奴が居るとは!
『…ふ。面白い奴だなあんた。俺は転校生だ。前の学校ではツッコミ王だった』
「ツッコミ王だと?」
『ああ』
「どこから来た」
『生まれも育ちも山梨さ』
山梨なのにツッコミは関西弁…こいつ、やりやがる!
「俺はこの学校のお笑い王だ」
『お笑い王?違う』
「な、何が違うんだ!」
『お前は今日いまこの瞬間からボケ王だ』
「なに!?」
『コンビ組もうぜ?お笑い王は"俺達二人"の称号さ!』
「うんこー!」
『何でまたうんこやねーん!』
「ちんこの先からこんにちわ♪」
『ザーメンかーい!まんがな!』
…どっ!
いける!こいつとなら俺は世界を取れる!
このキレのあるツッコミ!そして流暢な関西弁がまた笑いを誘う!
ダメだ!俺まで笑っちゃう!
「ちんこー!」
『ちんこ言ったらあかーん!』
「ちん毛!You know?」
『知っとるわーい!でんがな〜!』
…ど!
無敵だ!
俺達を止められる者は誰も居ない!
「おっぴろげ〜」
『ちんこ出とる出とる!ほんまに出とる!』
「チャックの中からゾウサンで〜す!舐めて」
『はぁい、いただきまぁす!』(パックン)
「ああ気持ちよし」
『って何さしてんねんほんまにもー!』
…
あれ?引いた!
ヤりすぎたか!?
「ちんこー!」
『う、うんこー!』
ダメだ!お前はボケるな!くそ、初めて引かれて動揺してやがる!
「ボケるな」
『す、すまん』
「お前はツッコミ王だ!」
『そうだ!俺はツッコミ王!』
「よし、行くぞ!ちんこー!」
『何でちんこやねーん!』
そうだ!その調子だ!
「ちょっとちんこ見てくれる?」
『はいはいどれどれ?』
「ちょっと腫れちゃって」
『勃起しとりまんがなー!』
「『はい、ちんこち〜んこ♪』」
…どっ!
俺達は面白い。
そう、俺達揃ってお笑い王。
完