第四章 淑女墜落-8
「いや〜、ほんと申し訳ねえ。カカアのやつ、10時には店を開けるからってあれほど言ってたのにさ」
「なになに、遅れたっていっても10分くらいだし、平気だって」
「おいおい、そうこうしてる間に20分は過ぎてんぞ! とりあえず大村さんとこへ行ってみようや」
遅れて戻ってきた嫁に激怒した源太郎。
嫁も勝気なだけに、喧嘩でも始められたら一時間は費やしてしまう。
中原と田所は必死に二人をなだめてから、半ば強引に源太郎を外へ連れ出していた。
「ああ、胸糞悪い〜、こりゃあ、大村さんのネタに期待するしかねえな」
いまだ怒りの収まらぬ源太郎をなだめながら、三人は商店街の中を真っ直ぐに歩き出した。
向かう先はカメラ屋。
そこに憧れの美人妻、美優がいることなど、大声で笑いながら商店街を歩いている三人には知るよしもなかった。
「ああ、いやっ……そ、そんなもの、入れないでください」
浣腸液をたっぷりと注入されたアヌスにギュウッと押し当てられてくる不気味な異物。
嫌な予感を察し、美優は頭を激しく振った。
しかし大村達に容赦はない。
張元の手に握られているその異物が、アヌスの皺を目一杯に伸ばし広げながらミチミチと奥へ入っていく。
「あ……う……き、きつい……」
「奥さん、もうちょっとで全部入りきるからね、我慢我慢」
優しくそう言われても、お尻の中を不気味に圧迫していく不気味な塊に恐怖しないわけがない。
先端から徐々に膨らんでいるその異物は、ペニス以上の圧迫感を美優にもたらしてきた。
「はい、全部きっちりと入りましたよ。ほれ、これでお漏らしする心配もない」
「く、苦しい……一体何を……何を入れたんですか?」
「これはアナルストッパーです。これからお客さんがお見えになるんでね、来客中に奥さんがお漏らしせんように、お尻に栓をしたってわけですよ」
張元がアヌスに捻じ込んだのは、釣鐘型のアナルストッパーだった。
真ん中が太く球のように膨らんでおり、尖端と根元は挿入しやすいよう細くなっている。
後尾には10円玉ほどの平たい円形のものがついており、それがアヌスにぴったりと付着し、まるで蓋を被せたようになっていた。
このアナルストッパーには余すことなく媚薬が塗りつけられており、直腸に流し込まれた薬液にも媚薬は溶かし込んである。
張元と大村は、客人たちが来る前に美優を媚薬漬けにしておこうという腹だった。
「奥さんはお洒落だから、ほれほれ、こんな物をつけてみましたぞ」
言いながら、張元が何かを指で弾く。