或る女のストーリー-1
私にはご主人様がいます。
その日、ご主人様はお友達を連れてきました。
その人はご主人様のS仲間のようなのです。
その方のお名前は龍二様と言いました。
「暁子は大分感じてきたようだな、龍二さん、そろそろあれを・・」
「承知しました、あれですね・・」
とご主人様と龍二様のお二人は、顔を見合わせてニヤニヤとしているのです。
私はお二人の顔を見て、何をされるのかと思うと、
おののきと同時に、何故か身体が熱くなってくるのを感じていました。
天井の梁から裸で吊らされた私の膣には、バイブが刺さり落ちないように、
ショーツをその上から履かされ、まるで尻尾が生えているようなのです。
私は、自分の家でご主人様とお客様の龍二様のお二人に調教されていました。
その私は独身です。
ご主人様の意のままに生きるM奴隷なのです。
その日のご主人様は、いつもと違って、
龍二様がおりますので、妙に張り切っており、
普段より増して興奮しておりました。
私は吊されながら鞭の洗礼を受けていたのです。
お二人は、鞭を嵐のように、私の身体に皮膚に容赦もなく激しく責め立てるのです。
しなった鞭は、私の腹を、脇腹を、尻を打ち続けるのです。
ビシッ!と乾いた音が部屋の中で響きます。
思い切り叩かれるたびに私の身体は毬のように弾んで揺れ、
その度に汗と血が飛び散るような気がするのです。
それは時々、赤い汁が飛び散るのが分かるからなのです。
その度に、体中に痛みが走るのです。
肉を切られるような痛み・・・
(あっ、ううぅ・・・)
呻きとも、囁きとも言えない、悲しい叫び・・
これぞM女の呻き声なのです。
肉を千切られるような想像を超えた痛み・・
涙が止めどもなく流れ出るのです。
その涙は私の頬に流れ、肩に流れ、乳房を伝い
床に垂れ落ちるのです。
でも、その痛みを我慢し、
それを超越してこそM奴隷としての喜びがあるのですから。