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二人のS様に愛された私
【SM 官能小説】

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或る女のストーリー-2

吊された私は血だらけになりながら降ろされるのです。
キリキリと滑車の音がかすれた音を出しながら。

私は豚のように床に崩れ落ちました。

しかし、裁きはこれからなのです。
今までの調教はフルコースの前の前菜とでも言うのでしょうか。

「暁子、四つん這いになりなさい」
「はい、ご主人様」

私は四つん這いなりますと、お二人はバラ鞭で再び私の背中と言わず、
お尻と言わず思い切りそれを振り上げるのです。


お二人の顔は勝ち誇ったような、まるで悪魔のような笑みを浮かべていました。
私は一瞬、その顔が憎いと思いました。
男の厭らしい顔。
人を小馬鹿にしたような顔。
憎々しげなその顔を。

でも、それもほんの瞬間で、後は喜びが支配しているのです。
それこそM女としての(さだめ)・・・
運命とでも言いましょうか。

私が生きていく為の悲しい宿命なのでしょう。

打ち付ける鞭は(バシッ!ビシッ)という鈍い音が交互に、
数え切れないほど私の身体から発します。

それに比例するように、私の肉体は更なる悲鳴を上げました。

(ギャッ!あう・・い、痛い!痛いですぅ!)

そんな事にはお構いなく、ただ二人のS男性は薄笑いを浮かべるだけで、
容易にはその手を休めることがありません。

私は気が遠くなるような痛みを、背中とお尻で感じていました。
おそらく背中も腕にも血が滲み、裂けていることでしょう。

やっと、バラ鞭の洗礼が終わると、
今度は蝋燭責めによる刑が待っていたのです。


私は床に手を付いてフラフラしながら
豚のように四つん這いになっていました。

ご主人様は、ニヤニヤしながら太目の蝋燭を手に取ると龍二様に言いました。

「そろそろ、これで暁子を虐めましょうか」
「おお、それは良いですねぇ、貴方の奴隷をたっぴりと可愛がってあげましょう」
と言うと、ご主人様は上機嫌で頷いておりました。



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