プロローグー。-3
「このままずっと
見ていたいものだな」
意地悪く言って微笑すると
少女は虚ろな目で男を一瞥し
その華奢な素肌を隠していた
シーツを剥いで男の前に晒し
「お願い…」と弱々しくねだった。
男は飲みかけの
ペットボトルを置いて
ベッドにのしかかると少女の
細い手首を乱暴に掴み拘束した。
「…ッ痛」
キツく拘束された痛みに
顔を歪めた少女を見下ろし
「お前は痛みが快楽なんだろ?」
冷酷非情な表情のまま問う。