光一〜ｓｔｏｒｙ〜-1
めちゃめちゃ暑い夏、今は夏休み真っ只中。夏休みといったら昼まで寝てたいものだ。しかし毎日決まった時間に起こされる。ほらッ今日も来た「鈴〕光ちゃ〜ん起きて！」「光〕あと少し…」「鈴〕ダ〜メ〜」布団をとらえた。仕方なく俺は起きる。「鈴〕光ちゃん、おはよ」「光〕あ〜おはよ」そうそう俺は『十文字光一』（じゅうもんじこういち）１５歳の高校１年生、で毎日起こしにくるのが『佐藤鈴音』（さとうすずね）。幼なじみで家は隣同士同じ高校に通っている。鈴音は、勉強ができ、料理が上手で、めちゃ可愛ぃ。そんな鈴音に俺は恋をしている。小さいころから…「鈴〕光ちゃん、何ボーッとしてるの？」「光〕あ、悪ぃ。着替えるから」「鈴〕着替え手伝ってあげる？」「光〕はぁ？」「鈴〕冗談だょ〜べ〜」と言って部屋から出た。数分後「鈴〕光ちゃん着替えおわった？」「光〕終わったよ」言ったらすぐさま部屋に入ってきた。「鈴〕さぁ〜行こう！」さぁ行こう？もしかして初デート？鈴音が…俺と…？「鈴〕あれ、忘れちゃった？今日はあたしと図書館で勉強する
約束でしょ？ちゃんとお弁当も作ってきたんだよ」正直約束は忘れてた…だけど鈴音の弁当が食べられる。そして何より鈴音の笑顔がめちゃ可愛い！［鈴音には、いつも笑顔でいてほしい］と心で叫んだ。「光〕あ〜忘れてた。よし行くか！」勉強の用意をして家を出た。図書館はチャリで１０分くらいのところにある。「光〕あれ？鈴音チャリは？」「鈴〕えへへっ今日は２ケツでよろしく」「光〕え〜鈴音重いからい…」鈴音の笑顔みたらそんなこと絶対に言えなぃ。「光〕まぁいいか。よく捕まってろよ」チャリに乗っている間鈴音はずっと俺の背中に寄り掛かっている。うあ〜テンションあがる〜自分で自分をおさえるのは大変だった。図書館に着いて勉強を始めた。数時間がたった…外は薄暗くなっていた「鈴〕ス〜ス〜」鈴音は寝てしまっていた。ヤベ〜マジ寝顔可愛い。もう少し見てようと思ったら図書館の閉館の時間らしく音楽が流れた。鈴音を起こした。「鈴〕あれ〜あたし寝ちゃったんだ…」「光〕イビキうるさかったぞ」「鈴〕え〜うそ〜？」「光〕嘘だょ〜」「鈴〕ひっど
〜い！」そんな話をしながら図書館を後にした。の帰り鈴音が公園に行きたいというので寄っていった。それから１週間、今日は花火大会。花火大会には鈴音と親友の智也、鈴音の友達の香織と４人で行くことになった。待ち合わせは午後７時に公園だ。まず鈴音を迎えに行く。といっても隣だけど…家から鈴音が出てきた。「光〕ゆ‥浴衣‥」俺は思わず口走った。「鈴〕ねぇ、似合うかな？」照れ臭そうにきく鈴音がまた可愛い。「光〕似合ってる〜！」「鈴〕ぇへへっありがと」楽しく話ながら公園へむかった。心臓はドキッドキッ破裂しそうだった。公園では２人が待ってきた。「光〕お待たせ〜」「智〕光一おせ〜よ！また鈴音ちゃんとイチャイチャか？」「光〕ち、違うっつ〜の。」「香〕光一君って鈴ちゃんと付き合ってるんだ‥」「光〕付き合ってなぃって〜な？」「鈴〕当たり前じゃなぃ‥」「光〕さ、花火大会終わっちゃぅ」４人は出店を回っていた。そうしたら智也と鈴音とはぐれてしまった。４人とも携帯は持ってなく救いだったのは香織がいたこと。「光〕香織、２人の
こと探さないとな」「香〕うん。とにかく人が少ないところで待ってみない？」「光）えっ？ぁ〜そうだね。」正直意味分からなかったけど、近くの大きな木の下に行った。それから数分沈黙があったその沈黙を破ったのは香織だった。