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麻雀の勝負の末・・・
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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告白-3

まさか妻の口から正直に話してくるとは思ってもなく、
当然俺はその事を知っていたし、それについて怒ってもいませんだしたから、妻がここまで思いつめているなんて知りませんでした。
「そんなに・・向井さんが、いいのか?」
「愛してるのは博くんだけ・・今もこれからもずっと・・でも。身体が止まらないの。
私はほとんど博くんしか知らなくて、博くんとのエッチが全てでそれで満足だったの。
博くんの愛を感じる事ができて、私愛されてるなぁって思える瞬間だった。それでいいって思ってた。
でもね、向井さんに抱かれた時、頭が真っ白になるくらい気持ちよかったの。博くんの時も気持ちよかったんだけど、あの体が宙に浮く感じ。自分の体が自分でなくなる感覚。
痺れるような快感。これがセックスなんだって思ったの。バカだよね。私浮気しちゃったの。愛する博くんがいるのに・・」

妻の気持ちを聞いて何も言えませんでした。ここまで愛されていたこと。そして向井さんのセックスが男である俺以上に妻に影響を与えていたこと。
「博くんに、許してもらえるなんて思ってないの。向井さんに会いに行く時覚悟したから。
でも、最後の思い出に博くんの好きな物を食べて、一緒にお風呂に入って、エッチして。そんな新婚の時みたいなことを最後に味わいたかったの・・」
最後、最後と繰り返す妻。俺が浮気を許さないと思い、さらに俺を裏切った自分自身を許せず、うちを出ていくつもりで今日の行動に至ったこと。全てを理解しました。
「博くん、ごめんなさい。今までありがとう。明日、出ていきます。だから最後のわがまま。今夜だけは一緒に寝て下さい」
また泣き出す妻。今ここで止めなければ本当に終わってしまう。
俺たちの夫婦生活が。
「俺が許すと言ったら?元々俺の不注意でお前を向井さんに抱かせたんだ」
身体の向きを変えて正面に向き直り話しました。

その頃には俺も涙を流していました。一時の欲望に負けてしまった妻。それを知ってて妻の反応を楽しみ興奮に変えていた俺に責める権利なんてありません。
「えっ?でも、昨日は違うもん。私の意志で選んだの。そんなの許されるわけないじゃない」
「それでも許す。お前を失いたくないんだ。お前を愛してるんだ」
必死で説得しようと思いました。妻を失うなんて考えられない。
「私だって愛してる。でも、また向井さんに誘われた時、断る自信ないの。ううん、いつか私から誘ってしまうかもしれない。博くんに黙って・・それに向井さんの奥さんだって裏切ってる事になる。私がいると皆が不幸になってしまう」

頭がクラクラしてきました。妻を何とか引き止めようと言葉をかけましたが、聞いてくれません。
「と、とにかく。今日はもう寝よう。すぐに出ていく必要はないだろう?
明日もう一度話をしよう。いいね?」
少し落ち着いた妻も「うん、わかった。でも博くんに申し訳なくて・・」
「いいから。なっ?今日は久しぶりの新婚生活なんだろ?抱き合って寝ようじゃないか」
涙に濡れた二人。いつもより強く抱きしめ眠りました。

つづく。

1時間程眠って目が覚めるとまた妻が離れていかないように、強く強く抱きしめていました。
「博くん、苦しいよ・・」同じように目が覚めた妻。
「だって、離したらいなくなりそうで」
さすがの妻も浮気をされて怒りもしない俺を不思議に思ったようで
「ねぇ、なんで浮気したのにそんなに冷静でいられて怒りもしないの?
私のこと愛してないからじゃないの?だったら止めなくてもいいじゃない・・」
また泣き出し始めた妻。

俺が怒り離婚だ!と言われた方がスッキリしたのでしょう。
浮気した事を話すか悩み、傷つき、話したときの俺の反応を何度も考え、また傷つく。
子供のように泣きじゃくり震える妻を見て、もう嘘をつく事はできませんでした。
「実は・・恭子に理解されるかわからないが・・話した方がよさそうだね」
これまでのいきさつを全て話しました。
妻から向井さんに初めて抱かれた話を聞いた時になんとも言えない興奮を覚えたこと。
向井さんからそのDVDをもらって改めて映像で見て興奮を覚えたこと。
自分の愛する妻が他人に抱かれ俺の時以上に激しく燃えている姿を見て興奮する寝とられ願望なる気持ちが芽生えたこと。それを向井さんに相談した事。
洗いざらい打ち明けました。
妻は勇気をもって俺に嫌われ離婚を突きつけられても仕方ない事を正直に話したのです。
俺も覚悟を決めて話しました。

妻は黙ったままその話を聞いてくれました。
「博くんが。DVDをもらって見てたの知ってたよ。入ったままだったから。でも、そんなに興奮するの?博くん以外の人に感じてるのを見て」
「お前が黙って他の若い男と浮気して、それを後から知ったら興奮も何もなく、怒ってたかもしれない。こんな話もせずに離婚の手続きをしてたかも。
でも、年上の向井さんに抱かれ、初めて本気で感じる姿を見た時に興奮したんだ。
俺には見せないお前の姿に、嫉妬もして俺もお前を本気で感じさせたいと色々やってみたけど、やっぱり無理だった。それから・・」
妻はあのDVDを見て興奮したのではなく、怒っていると思っていたそうです。
それを忘れる為に、夜の回数が増えたと。



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