第5話 さらなる陵辱-11
淫声を上げながら、犯される快楽に堕ちていく新妻。
「アアンッ!いっちゃう……いっちゃう……イクッッッッ……!」
深いアクメと同時に、容赦のない精が紗希の肉体の中に放たれた。
「今日はこれくらいにしてやるけど、これからも俺達を楽しませるんだぞ。いいなっ!」
日も傾き始めた頃、代わる代わる紗希を陵辱した男達は、満足そうな顔をして家を後にするのだった。
床には、丸められたティッシュが散乱し、紗希の衣服と下着が投げ捨てられていた。
大きな絶望が紗希の心を覆っていた。
男の罠にはめられた紗希。
おぞましい陵辱に終わりは見えなかった。
新妻は、今日また一つ、夫への隠し事を作った。
それを隠し通すために、また一つ、嘘を重ねることになるのだ。
紗希は、重い身体を無理に起こすと、男達の痕跡を懸命に消した。
シャワーを浴び、何度も何度も身体を洗い流した。
「ただいまー」
「お帰りなさい。裕一さん」
紗希がエプロン姿で裕一を出迎える。
「おっ、いい匂いがするな。お腹ペコペコだよ」
「ウフッ。直ぐにできるから、ちょっと待っててね」
夫の上着をハンガーに掛けると、スリッパをパタパタと鳴らしてキッチンへと戻る新妻。
「俺も手伝おうか」
「うん、ありがとう。じゃあ、その食器を並べておいて」
どこにも偽りなど感じられない、微笑ましい新婚夫婦の平穏な夕餉の風景がそこに広がっていた。
【続く】