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麻雀の勝負の末・・・
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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密会-3

「さぁ、奥さんのイク顔を、見せて下さい」
ほんの数センチの距離しか唇は離れず、妻の熱い吐息を感じ指の動きを早くしていく。
「あぁぁぁ・・これっ!またきちゃう!出ちゃうのっ!もうだめぇぇぇぇ!あん!あんっ!イッックゥゥゥゥ!」
絶叫と共に、秘部からは飛沫を上げ潮を噴き、口からはだらしなく涎を垂らし2度目の絶頂を迎え「・・ぜぇぜぇ・・はぁはぁ・・」と本気で喘ぐ妻。
「奥さん。まだまだこれからですよ。博之くんに内緒にしてまで私に会ってくれたんだ。
後悔はさせませんよ」
向井さんにとって、行為中にわざと俺の名前を出すこと。そして「恭子さん」という一人の女性ではなく、あくまで「奥さん」と人妻である事を忘れさせないこと。それが妻をより興奮状態にさせる為に気をつけた事だそうです。

「はぁはぁ・・はい。向井さんも気持ちよく・・なって下さい」
それを合図に引き出しからゴムを取りさっと被せるとゆっくり挿入していきました。
「んん・・入ってくるぅ・・」
中の感触を確かめ楽しむようにゆっくりと腰を動かし、やがて徐々に速度を上げていく。
「はぁはぁ・・向井さん・・気持ちいい・・奥まできてます」
「奥さんの中・・とても暖かくて気持ちいいですよ」
そんな会話を交わしながら、やがて向井さんも1度目の射精が近づき、
「はぁはぁ。奥さん・・一緒にイキましょう・・」
「はい・・あんっ・・またイッちゃう!もっともっと激しくしてっ!」
また絶叫し始め、「うぅっ、出すよ!イクッ!」の声と共に腰を何度か打ちつけ
精液をゴムに吐き出すとゆっくり肉棒を抜きゴムを取る。
それを見てすぐに妻は精液の着いた半勃ちの肉棒を咥えキレイに舐めていく。
すると口の中でみるみる復活し、50代とは思えない精力にすぐに2回戦が始まりました。

その日は色んな体位で3回戦までしたそうです。妻はその間、何度イッたかわかりませんが。さすがに疲れた向井さんは蒲団に寝そべりしばらく妻を抱きしめていました。

「奥さん、今日も激しくて・・凄くよかったですよ」
「私も・・です。でも・・主人を裏切ってしまいました。もし知られたら・・いえ、
それは向井さんには関係のないこと」
「奥さん、人には時折、頭で抑えようとしても抑えきれない事があると思うんですよ。
たとえそれが一時的だとしても。だからと言って何をしても言いわけではありませんが、
まだ誰も傷ついていません。私はこれからも・・奥さんを忘れられそうにありません」
悪いのは私。ここに来てしまった時点で知られようが知られまいが「離婚」を考えた妻。
頬を伝う一筋の涙。それを優しく拭う向井さん。「大丈夫。博之くんなら大丈夫ですよ」
そして、そっと重なる二つの唇。再び二人は抱き合いました。

夕方、向井さんの運転で、家ではなく近くのスーパーの駐車場まで送ってもらった。
「奥さん、今日も素敵な思い出をありがとう。またお会いできるか・・は今は考えない事にして、くれぐれも思い詰め過ぎないようにして下さい」
「はい。取り乱してすみませんでした。私も素敵な一日でした。あとは私たち夫婦の問題です。向井さんにはご迷惑はおかけしません。それでは失礼します」
人目につかないようにさっと出発した向井さんを見送り買い物を済ませに店内へと行きました。

今、妻が抱かれている。どんな風に、どんな声で。覚悟の上の結果だったが、やはり気が気でなかった。まさか心までも奪われないか。それすらも心配になってきていた。
と、同時に湧き上がる寝とられ願望。妻のやらしく腰を振り喘ぐ声を想像するだけで下半身がチリチリと熱くなる。
午後3時頃、向井さんからメールがありました。
「今、奥さんを近くのスーパーに降ろし帰ってきました。とても素敵なひと時でした。
詳しい話はまた明日の昼、例のそば屋さんで」
前回程、時間はなかったもののまた濃密な時間を過ごしたのかと思うと、今すぐにでも
向井さんから聞きたい気分でした。

仕事を終え、とにかく普段通りにしよう。妻に悟られないように。
それを頭に叩き込み自宅へと向いました。
「ただいま」
「おかえりなさい。今日もご苦労さま」いつもの笑顔に釣られて俺も笑顔に。
「うん。先に風呂に入るね」
「はい」特に明るくする様子もなく暗い様子もなく。もし向井さんから話を聞いていなければ、絶対に知らないまま過ごしていたでしょう。
だが、俺は今日、妻が俺に内緒で向井さんに抱かれた事を知っている。
妻はそれを知らない。知られないようにしなければならない。妻のように努めて平静に。

湯船に浸かりながら、ふと考えた。俺が知らないと知れば、これから先もこっそり向井さんに会うのだろうか。それを向井さんから聞かされ・・俺はそれでいいのか。そんな関係をずっと続けさせるべきなのか。
俺の望みは一度でいいから生で妻が向井さんに抱かれている所を見たい。そんな馬鹿げた事を考えるもう一人の自分が相変わらず存在していた。

風呂上りに冷えたビールを飲み、妻の手料理を楽しく会話しながら腹一杯食べる。
そんな普通の幸せに気付かず強い刺激を求めてしまった俺、知らぬ間に妻を追い詰め深く傷つけている事にまだ気づいていませんでした。

つづく。


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