投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

魔眼王子と飛竜の姫騎士
【ファンタジー 官能小説】

魔眼王子と飛竜の姫騎士の最初へ 魔眼王子と飛竜の姫騎士 56 魔眼王子と飛竜の姫騎士 58 魔眼王子と飛竜の姫騎士の最後へ

20 骨製の海底城 *性描写-1

 王都からの帰城後、エリアスは急を要する仕事だけをテキパキ片付け、夕食も断って自室のベッドに倒れこんだ。

 自室はほとんど眠るためだけなので、調度品は少ない。
 ベッドと書き物机。小さなタンスと書棚があるくらいだ。
 部屋はアレシュの寝室と同じ階だが、内装はいたって普通だった。
 薄紫の上品な壁紙に、白い柱と窓枠。半分開いた紫のカーテンの隙間から、オレンジの夕日が差し込む。

 羽根枕に顔を埋め、エリアスは指先を窓に向けて振る。
 厚いカーテンはひとりでに閉まり、部屋は心地よい暗さになった。

「はぁぁぁ……」

 あまりの心地よさについ気が抜けて、深いため息を吐いた。
 昨夜は殆ど眠れず、さすがに体力気力の限界だ。

 ああ……お布団が、なんて気持ち良い。



魔眼王子と飛竜の姫騎士の最初へ 魔眼王子と飛竜の姫騎士 56 魔眼王子と飛竜の姫騎士 58 魔眼王子と飛竜の姫騎士の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前