〈囚獣・銭森麻里子〉-22
「や…やあぁッ!!動かさないでぇ!!!」
専務は薄笑いを浮かべながら、ゆっくりと腰を動かした。
肉棒は牝汁を搾り出しながら子宮を目指し、奥へと潜っていく。
『さっきの台詞…よく聞こえなかったんだよねぇ?……本当は気持ち良いから止めて欲しくないんだろ?』
専務は麻里子の腰に手を添えると、肉棒をより秘穴に擦り付けるように腰を上下左右に動かし、いたぶるようにピストン運動をした。
「止めて下さいぃッ!!…ゆ…許してッ…許して下さいぃ!!!」
専務はゆっくりと麻里子の身体を回し、その叫ぶ顔を美津紀の方へと向けた。
その顔は幼子と変わらぬ泣き顔で、とても成人した女性とは思えない。
顔面を固定された美津紀は視線すら逸らせず、悲痛な叫びをあげる姉を見続けるより他無かった。
「やめ…ッ!!やめてえぇ!!やあぁぁぁぁ!!!」
(誰か……誰か止めて!!お願い止めてぇ!!)
部下に顎と前髪を掴まれ、天地逆さまに妹を見ながら叫ぶ麻里子……がら空きな胸も弄ばれながら、専務の非情な行為は止まない。
誰も助けになど来ないと、家畜として生きる以外には無いと、この姉妹に叩き込む為に……。
『浣腸とか乳首責めとか好きなんだろ?変態プレイで濡らしておいて、本当に止めて欲しいのかなあ?』
「ほ、本当に嫌あッ!!本当に嫌なの!!止めてえぇぇ!!!」
専務の腰使いは激しくなり、麻里子は声を裏返して泣き叫ぶようになっていた。
涙と唾を飛ばして悲鳴をあげる様は、余すところなく妹の視界に捉えられ、今、生きていること自体が地獄なのだと痛切に思い知らされていた。
牝汁はボタボタと床に垂れ、専務の呼吸が荒くなってきた……麻里子の肉襞は必死に肉棒に絡み、子宮自体がブラックホールのように吸引していく……精液を巡る攻防は、麻里子の方に軍配が上がった……。
「や"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!」
(……ッ!!!)
カッと目を見開いたまま、麻里子は稼動を停止した……あろう事か、畜人の肉棒に快感を覚え、子宮には遺伝子の液体を大量に注入されてしまったのだ……肉棒が引き抜かれた秘穴はビクビクと別個の生き物のように動き、もっと喰いたいと喚いている……ただの一度の常軌を逸した性交で、麻里子の身体は刺激を欲する下劣な牝へと堕ちた。
『なあんだ…気持ち良過ぎてイッちゃったかあ?……じゃあもっとイカせてやるか』
専務の合図で部屋の扉が開くと、そこにはサロトの部下達がゾロリと並んでいた。
そして、その足元には、髪がボサボサになった文乃が全裸で転がっていた。