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支配する者される者
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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相談事-1

「よっお待たせ」

私の呼び掛けに彼は応えて家まで来てくれた。
鏑木寛人(カブラギヒロト)。
私の恋人の先輩でもあり親友でもある。私との繋がりは彼氏を通しての紹介でしかない。
先輩は玄関から上がり、リビングを通って居間へと移る。

「で、相談ってのは何よ?」

寛人先輩はソファにどっかりと座ると本題を聞いてきた。

「あ、その前に先輩は何飲みますか?」
「ん?あー、ビールかな?」
「まだ昼間ですよ?」
「あればでいいよ」
「ふふ、分かりました」

つい笑ってしまった私はそのままキッチンへ向かってビールを冷蔵庫から取り出すと、先輩の元へと戻る。

「お、プレモルじゃん!気ぃきくなぁ瑞穂ちゃん!」
「先輩に発泡酒は失礼でしょう?」
「いやいや、ビールなんてのは喉ごしを楽しめりゃそれで…ぷはぁ!うめー!」
「大袈裟」
「馬鹿言っちゃいけねぇよ!?プレモルなんて高くて買えねぇから!旨さが違う!」
「あら、ビールならなんでもいいんでしょ?」
「それはそれ、これはこれ」
「ご都合主義ですこと」

久しぶりに笑った。
本当に久しぶりに笑った。
いつぶりだろう、私がここまで笑ったのは。


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