投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

プレイボーイの憂鬱
【女性向け 官能小説】

プレイボーイの憂鬱の最初へ プレイボーイの憂鬱 23 プレイボーイの憂鬱 25 プレイボーイの憂鬱の最後へ

ピアス-6


昨日の夜、名前も覚えられないような女を久しぶりに抱いて
無理やりスマホに入れられたアドレスを削除しようと
家へ帰る途中に操作しながら歩いていると

「潤」

と、俺を呼ぶ声がして
俺は一瞬動けなかった。

俺を名前で呼ぶ女。
その声だけで誰だかわかる女。

アドレナリンが駆け巡る。

落ち着け。俺・・・

「潤」

2度目に呼ばれてゆっくりと
声のした方を振り向いた。

「潤。ただいま」


3年前。
俺の前から突然姿を消した女が・・・
初めて愛した女が
目の前に立っていた。

「千明」

絞り出すように
発した声を千明は聞き分けると
俺が愛してやまなかった笑顔で
俺に近づいてきた。

「ただいま。潤」








プレイボーイの憂鬱の最初へ プレイボーイの憂鬱 23 プレイボーイの憂鬱 25 プレイボーイの憂鬱の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前