ピアス-11
「潤も・・・まだそのピアスしてるんだね」
外せなかったピアスを俺はとっさに千明の目から隠した。
「ねぇ・・・まだ私を好きだって、思っていいのかな?」
そう言いながら抱きついてきた千明を
引き剥がすことはできなかった。
千明は抱きつきながら、ゆっくりと俺の耳に光るピンクのピアスを舐めた。
「吉岡先輩・・・?」
そんな俺たちを加奈が角から立ち尽くして見ているなんて
俺は知らなかった。
変換前の名前 | 変換後の名前 |
---|