第4話 陵辱の始まり(後編)-1
第4話 陵辱の始まり(後編)
「奥さ〜ん、いつまで寝てるんですかぁ。お楽しみは、これからですよぉ」
蛇沼に頬を叩かれ、深いアクメに気を失いかけていた紗希がソファの上で身じろぎした。
「マンコ舐められただけで、あんなによがっちゃって。よっぽど、夜の方に満足してないようですねぇ」
目を開けると、蛇沼の爬虫類顔が現れる。
今にも舌なめずりしそうな顔で紗希を見下ろしていた。
(こんな男に……あんなことされて……感じてしまうなんて……)
新妻は、自分の身体の浅ましさに自己嫌悪を覚えた。
少しずつ冷静さが戻ってくると、急激に裕一に対する罪悪感が襲ってきた。
「もう……許して下さい……」
堪らずに許しを請う紗希。
もしかしたら、これで満足してくれるのではないかと小さな希望を持って。
「何、言ってるんですかぁ?奥さんだけ満足して、それはないでしょぉ」
紗希の希望は、あっけなく打ち砕かれた。
「ほらっ、奥さん。こっちに来なさい」
蛇沼は、紗希を起こすと、ソファに座っている自分の足元に座らせてしまう。
「奥さ〜ん。フェラチオお願いしますよぉ」
ニタニタと紗希を見下ろしながら、蛇沼がズボンとパンツを下ろし始めた。
紗希の目の前に、肉の塊が現れる。
それは、臍まで毛で覆われた下半身の中心部から反り返っていた。
黒ずんだ肉茎に浮き出た血管が脈打ち、赤黒く変色した先端から透明の液体が滴っている。
裕一しか知らない紗希にとって、それはグロテスクとしか言いようのないものだった。
バイブよりも一回り太く、長く、そして何よりも、大きくエラを張った亀頭が卑猥だった。