第4話 陵辱の始まり(後編)-8
蛇沼がゆっくりと腰を突き入れる。
中を抉られる感覚は、バイブの比ではなかった。
本人の意思に反して、新妻の身体は肉欲に支配されようとしていた。
「うほおっ……うほほっ!」
腰を使い始めた蛇沼が感嘆の呻きを上げる。
「膣の中全体が私のチンポに絡みついてきて、奥は、いい具合に狭くなっていて、こりゃぁ堪んないなぁ。おおうっ!奥さ〜ん、そんなに締め付けないで下さいよぉ」
両足を抱え込み、深くまで貫いていく。腰をグラインドさせ、突き当りをゴリゴリと擦り回す。
「まったく、いけない奥様ですねぇ……旦那のいない隙にビチョビチョに濡らしたマンコで他人棒を誘惑しちゃうんですからぁ」
蛇沼は、紗希の中の蕩ける快感に浸りながら、新妻を我が物のように扱うことの快感に酔いしれていた。
(やだ……私、犯されているの……)
(裕一さん以外の男性に犯されるなんて……こんなこと、許されるわけない……)
「おぉぉっ……おおうっ!」
呻き、鼻息を荒げながら腰を打ちつけてくる蛇沼。
自らの欲望を満たすためだけの一方的で荒々しいものだった。
それは、新妻が自慰をする時に妄想していた光景そのものだった。
しかし、実際に目の当たりにすれば、人妻としての理性が激しい嫌悪感と拒絶感を抱かせるのだった。
(嫌っ!こんな男に犯されるなんて、絶対にイヤ……)
そんな紗希の気持ちとは裏腹に、大きなエラで抉られた膣奥から甘い痺れが走る。
子宮口を突かれると脳天まで突き抜けるほどの淫らな快感が駆け巡り、身体をのたうたせてしまうのだ。
(ダメッ、こんなことされて感じるなんて、裕一さんの妻として、許されない……)
(私は、そんなふしだらな女じゃない……)