狙われたマヤ-1
「いやっ……社長……そんなに……、あっ……!」
「どうしたんだ、今日のおまえはやけに可愛いなあ……、よしよし、もっと尻をつきだせ……」
膝と頭を床につけ、尻だけを高く上げた姿勢。
捲られたスカート、引き下ろされた下着とストッキングが足首のあたりで丸まっている。
剥き出しになった丸みのある尻肉は、社長の腰の動きに合わせて上下に揺れる。
くだらない内容の会議が終わった後、いつものように社長室に呼ばれた。
いきなりスカートの中をまさぐられ、この姿勢をとるように指示されて、マヤはスーツを着たままの姿で怒張したペニスをいきなり突き立てられた。
渇いたままの膣襞が無遠慮に広げられ、痛みが体を切り裂く。
痛い、と呻くマヤの尻をバチンと叩きながら、社長は上機嫌で笑った。
「朝おまえを見たとき、今日はすぐにでもやりたくなった……なんというのか、色気が全身から滲み出ているぞ……好きな男でも、できたのか」
「い、いません……そんなひと……」
心の中に浮き上がりそうになる面影を、無理やりシャットアウトする。
そんなことを想う資格など、自分にはない。
ずちゅっ、ずちゅっ。
奥深くまでめり込む肉棒の動きに、粘液の絡みつく音が重なる。
痛いばかりだった行為に、違う感覚が芽生えていく。
こみあげてくる快感で、両足がふるふると痙攣する。
演技では無い。
それでも、頭の半分はしっかりと冷えていた。
「あぁ……っ……ねえ……社長……」
できるかぎりの甘い声を出す。
「なんだ、どうした? すごぞ、ぎゅうぎゅう締まって……」
社長が火照った体をマヤの背中に押し付けてくる。
少しだけ首を背中側に向けて、小さく囁く。
「友達に、お土産……もらったんです……お酒……」
「なに? 酒?」
「そう……社長の好きな、ワイン……お仕事中だけど、少しくらいなら……召し上がっていただけるかと……」
マヤはテーブルの上に置いた紙袋を指さした。
繋がったまま、社長がそれを手に取る。
昔、友人からもらった高級ワインの瓶。
中身はコンビニで買える安酒に、少々の媚薬。
「いいワインじゃないか……どれ、ちょっと飲んでみようか」
「待ってください、社長……」
体勢を変える。
ずるりと男根が抜け、マヤは愛液を滴らせながら立ち上がった。
じゃまな下着とストッキングを脱ぎ捨てる。
やんわりと社長の手から瓶を取り、蓋を開けて口に含む。
社長の頭を両腕で抱え、深く唇を重ねながら液体を流し込んだ。