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インスタント・ラバーズ
【痴漢/痴女 官能小説】

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グッド・モーニング-13

「ああ、ちょっと……駄目よ、セックスは。約束、したでしょう?」
「ふざけるなよ、途中で止めといて。お前だって、もうたまらないんだろうが!」
「わたしは、そんな」

 そんなことないわ、と最後まで言えなかった。
 男性の指が、わたしの膣内にズブリと差し込まれたからだ。
 差し込まれた二本の指の抜き差しが始まると、いやらしい水音が駐車場の構内に響き始める。
 そして、その快感が湧き上がると共に、女の泣きそうな声も響いた。
 わたしの声だ。

「はっ、はっ、はっ、ハーン……」
「いやらしい顔しやがって、見ろよ、お前もヤリたいんだろう?」
「ち、違うぅ……」

 息も絶え絶えにそれだけ言うと、男性は容赦なく指を出し入れさせる。
 わたしは出そうになる声を手で抑えて必死に耐えたが、男性の指があるポイントを擦るたびにどうしても体が反応する。
 そして、男性の指がそのポイントをコリコリと集中的に責めだすと、もう何かを考えることも難しくなってきた。
 ただイキたい。イカせてほしい。

「甘い声出ちゃってるぜ、涎と一緒にさ」
「あう、ああうッ……! いっ、うっ、イッ……!」
「おっ、イキそうなのか? でも駄目だ、お前ばっかり、イカせてやらねえぞ」

 無情にも男性の指がわたしの中から引きぬかれて、わたしは思わず不満の声を漏らした。
 
「あァん!」
「なんだよその顔、怒ってんのか? 続き、したいんだろう? だからさ……」

 背中には大きなコンクリート製の柱があって、わたしはそこに背もたれていた。
 今男性が動いて、その柱と男性の体の間にわたしがサンドイッチのように挟み込まれている。 
 男性はわたしより、頭一つ程背が高い。
 その彼が、わたしのウエストを抱えて、へその辺りに勃起を擦りつけている。


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