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インスタント・ラバーズ
【痴漢/痴女 官能小説】

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グッド・モーニング-12

「は……はい、タナカですが……あ、課長、すいません。出勤途中に体調が急に……」

 ああ、そうか。そういえば、この男性は出勤途中だったな。
 男性が出勤してこないから、職場から電話がかかってきたのだろう。
 フフ、これは悪いことをしてしまったわね。じゃあ、お詫びをしなきゃ。
 チロチロと亀頭を舌でくすぐりながら、玉袋を手で揉みほぐしてやる。

「うっ、うっ……ええ、腹の調子がどうも……おおっ……病院に、行ってから、出社しますんで……」

 男性が、わたしの頭を掌でポンポンと叩いてきた。
 中断してくれなどと言いたいのだろうが、そうはいかない。しゃぶれと言ったのは、あなたなんだから。
 男性の勃起を手に取ると、先程より硬さと重みが増したような気がした。
 今、大量の血液がこの部分に集中して、先端に精液が充填されつつあるのだ。
 再び咥えて、喉の奥のほうまで飲み込んでやる。そして、そのまま前後に顔を振った。
 やりすぎると、射精してしまうので、ゆっくりとだ。

「ぐううっ……! いや、大丈夫、です……お手数をお掛けしまして……うっ、では、失礼します、むっ……!」

 ようやく電話は終わったようだ。
 わたしは、一旦男性の勃起を口内から開放してやる。

「会社は、大丈夫だったかしら?」
「この女……! とぼけやがって。あんな時に、口ですることないだろう」
「だって、あなたがやれって言ったから……」
「チッ! それなら、早く続きを、しろよ」
「もう、口が疲れちゃったわ」
「お前、いちいち舐めた口利きやがって……!」

 男性はわたしの髪を鷲掴みにすると、そのまま引っ張って立ち上がらせた。
 顔を紅潮させて、男性はわたしを睨んでいる。いい表情だ。
 会社への電話を邪魔されたのと、射精をしたくてたまらないのと、ないまぜになった様々なストレスが今わたしだけに向けられていた。
 男性はその勃起をわたしの太ももや腰にこすりつけて、息を荒くしている。
 そして、わたしの股間に向かって、徐々に近づいていた。


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