サイテー-1
あれから俺は何かというと加奈ちゃんにご褒美を
おねだりすることにした。
真っ赤な顔をして小さく微笑み
触れるか触れないかぐらいの
加奈ちゃんの頬のキスに
俺はすっかり虜になっていた。
そんな俺を悪友たちは面白がって
からかってくるけど
俺はとにかく毎日が楽しい。
加奈ちゃんとランチして
たまにの日曜日には映画も行く。
「吉岡先輩。私とばかり遊んでますが
綺麗なおねぇさんとはやっぱり夜にあってるんですか?」
会ってねーよ。
「私とあそび終わった頃、オトナの時間ですか?」
んなもんねーよ。
「遊びすぎですよ!」
だから遊んでねーって・・・
「昨日抱いたおねぇさんの名前言えますか?」
だからそんな女いねーって・・・