第3話 陵辱の始まり(前編)-12
蛇沼が紗希の両足を広げていく。
「いやぁ……ぁぁっ……ダメッ」
しかし、新妻は、されるままにソファの上で両足を広げられてしまった。
目の前に露わになった新妻の秘所を観察する蛇沼。
溶けるように妖しく口を開ける膣口。
その奥では、発情してピンク色に充血した襞が蠢いていた。
「奥さんのここ、しっかりと色づいていて、使い込んでないみたいですねぇ。今日は、たっぷりと味わって上げますよぉ」
上目遣いに見ると、紗希の顔は赤く染まり、さっきまで固く閉じていた唇は緩んでいた。
「いいんですよぉ、我慢しなくても。奥さんだって溜まってるんでしょう。旦那のいない隙に楽しまないとねぇ。ヘヘヘッ」
蛇沼は新妻を本格的に攻め始めた。
愛液を湛えた紗希の秘部をゆっくりと舐め上げる。何度も、何度も。
気を抜くと緩んでしまいそうになる唇を必死に噛み締める紗希。
懸命に理性を働かせようとしても、身体が言う事を聞いてくれない。
自然と腰がくねってしまう。
蛇沼の舌先がクリトリスを擽る。
すると、紗希の腰が大きく跳ね上がり……
「アンッ!」遂に、淫らな声を漏らしてしまった。
それは、新妻が夫以外の男の愛撫を受け入れてしまった瞬間だった。
蛇沼の攻めは止まらない。
舌で弾かれ、ねっとりと舌を絡められ、辱めるような音を立てて舐め回される。
「っ……ダメ……それ……ア、アンッ!」
紗希の全身に疼くような甘い感触が走り、はしたない声が止まらなくなってしまう。