第3話 陵辱の始まり(前編)-11
「いや、いやっ……見ないで……」
「おやぁ、奥さん。何やら厭らしい匂いがしますなぁ。クンクン」
閉じられた裏腿の間から覗いている、ぷっくりとした膨らみに顔を近づける蛇沼。
「もしかして、もう濡らしてしまいましたかぁ?嫌だ、嫌だと言っても、身体は正直ですねぇ」
「違います……そんなこと……ありません」
紗希が男の顔から逃げようと尻をくねらせる。
しかし、男の力には敵わず、思うようにいかなかった。
「奥さんのココは、どんな味がするんですかねぇ。たっぷりと味わわせてもらいますよぉ」
蛇沼は、太ももの肉を指でこじ開け、顔を埋めてしまう。
頬に感じる柔らかい肉の感触に、蛇沼の欲情が高まる。
新妻の秘肉に、蛇のような長い舌を絡める。
果肉にむしゃぶりつくように、そこに吸い付き、舐め回す蛇沼。
新妻の秘所を貪る意地汚い音が、昼下がりの静かなリビングに響き渡った。
「いやっ!やめて……そんなとこ、ダメ……んんんっ!」
紗希は、切羽詰っていた。
蛇沼の手で固定されている腰がピクッ、ピクッと動くのが止まらないのだ。
何でこんな男に、こんな酷いことされて、と思っても、紗希の嫌がる気持ちなどお構いなしに、肉体は反応してしまうのだった。
「奥さ〜ん。旦那は、奥さんにこんなことしてくれないんですかぁ?」
卑猥な音を立てながら新妻の秘肉を舐め回す蛇沼。
気持ち悪くてたまらない。しかし、同時に新妻の肉体には淫らな感触が走っていた。
腰の辺りが蕩け、身体に力が入らなくなり、抵抗する気持ちをも少しずつ奪っていくのだ。
それは、裕一とのセックスでは経験したことのない感覚だった。