第3話 陵辱の始まり(前編)-10
ただ、写真を取り戻すまでの我慢という思いを強くするのだった。が、しかし……
「おやおやぁ、乳首が立ってきたようですなぁ。どぉれ、ハムッ!ムチュムチュムチュ」
愛情も何も感じられない自分勝手で一方的な蛇沼の愛撫。
こんなので、女性が嬉しいと思うはずないのに。
それなのに、乳首を刺激されると、身体がもどかしげに動いてしまうのだ。
「奥さん、こんなのはどうですかぁ……?ハグッ!」
蛇沼が尖った乳首を甘噛みした。
瞬間、それまでよりもはっきりと大きく、紗希の両肩が震えた。
それでも、懸命に唇を噛み締める紗希。
「奥さん、本当は感じてるんでしょう?無理しなくてもいいんですよぉ」
蛇沼の言葉を無視しようと、ソファの背もたれに顔を深く埋めてしまう。
「まったく、素直じゃないですねぇ」
蛇沼は、紗希のスカートの中に手を入れ、パンティを引き下ろそうとする。
「いやっ……」
堪らず、紗希は蛇沼の手を掴み、両足をきつく閉じて拒もうとした。
「私の言う事が聞けないんですかぁ。それとも、無理やりなのがいいのかなぁ?」
「お願いです……もう、これ以上は……許して下さい。こんなこと裕一さんが知ったら……」
今にも泣きそうな顔で紗希が懇願する。
そんな新妻の表情と言葉が、蛇沼の被虐心と嫉妬心に火をつけた。
「そんなこと言って、ここを可愛がって欲しいんでしょう。いつも、自分で弄ってるんでしょう?」
容赦なく新妻のパンティを引き摺り下ろすと、紗希の長い両足を持ち上げ、膝を折り曲げる。
紗希は、仰向けのまま、尻が浮いたような格好になってしまった。
「ほぉら、奥さん。これで丸見えですよぉ……奥さんの大切な所がねぇ。ヒヒッ」