温泉旅館 豪華な夕食と豪華な給仕-3
3人が順番に部屋に入ると、淫らな一家に大歓声で迎えられた。
佐代は女将の元に駆け寄り、何か言おうと口を開けた途端、それを遮るように邪魔が入った。
「きゃあ、支配人さん来てくれたのお」
瞳が支配人に飛びついて押し倒したのだ。
「きゃあ、瞳さんたら積極的ですね」
女将は支配人の下半身を弄る瞳を見てはしゃいだ。
「あ、あのう、女将さん…」
佐代が遠慮がちに声を掛けた。
「あっ、佐代ちゃん。そうだわ、佐代ちゃんも参加するんだったらみんなに紹介しないとね」
「あっ、お、女将さん、そうじゃなくて…」
「何を恥ずかしがってるの、いいから任しなさい。みなさ〜ん、この子は佐代ちゃんです。可愛い顔してますけど喘ぎ声が大きいんですよ。この子も仲間に入ってよろしいでしょうか?」
女将は初顔の佐代をみんなに紹介した。
「いえ、ち、違うんです」
慌てて言った佐代の言葉は、参加者の『おおおお!』という歓声にかき消された。
「まあ、可愛い子じゃないの」
「いいよ、可愛い子は大歓迎だ」
新司が嬉しそうに言ったので恵子に軽くつねられた。
「新司さんは見るだけよ!」
「あ、あの、わ、私は…」
と言いかけた佐代の言葉は、美弥子の「きゃあ、瞳さんたら支配人のオチンチンしゃぶってるわよお」の声にまたもやかき消された。
「母さん、まだ乾杯も終わってないのに落ち着いて。支配人は逃げないよ」
新司が瞳を引きはがしに掛ると、その瞳は今度は新司に襲いかかった。
「きゃあ、お義母様頑張って!」
(な、何なのこの人たち!予想以上のエロさだわ…。仕方が無い、乾杯の後で落ち着いてから女将さんに言おう)
佐代はこの喧騒の中で自分の言いたいことを女将に伝えることを諦めた。
瞳が新司から引きはがされて場が落ち着くと、佐代はビールの栓を抜いて銘々の卓に配った。ビールがそれぞれのグラスに注がれると、親族を代表して忠が乾杯の音頭をとることになった。これは新郎の親である瞳が固辞したからだ。
みんなが起立をして注目する中、忠はグラスを高く掲げた。そしてみんなの視線が新司に集まるように、グラスと顔を新司に向けて第一声を発した。
「我々は一人の家族を得た」
「きゃあ、新司さんのことね」
恵子が嬉しそうに声援を送った。
「しかし、これは恵子との婚姻のみを意味するのか?否!親族間の婚姻の始まりなのだ!
美弥子ら淫乱女連邦に比べ、我が下半身の精力は30分の1以下である。にもかかわらず今日まで射精しヌいてこれたのは何故か?
諸君!我が下半身の目的が絆を構築することだからだ。これは諸君らが一番知っている。
私の精子はエロ女に吸われ、子宮移民者にさせられた」
「ああん、もっと精子を移民させて〜」
美弥子が腰をくねらせながら喘いだ。
「そして、ひとしゃぶりのフェラで数倍に膨れ上がったモノを支配して25年、淫乱な美弥子が絶頂を要求して何度射精を求められたか。
美弥子が掲げる性交渉の絶頂のための闘いを神が見捨てるはずなない!
私の娘!新司くんが愛してくれた恵子は淫乱だ。何故だ!?」
「スケベだからさ」
新司が斜に構えて絶妙の相槌を打った。
「新しい家族の精力を、選ばれた者が得るはエロ女の必然である。
ならば、我ら絶倫男らは下半身を正し、この淫乱を打開しなければならぬ。
我々は淫わいな名器を欲望の場としながらも共に挿入をし、射精して今日の絶頂を築き上げてきた。
かつて、美弥子はエロ女の絶頂は絶倫男の勃起から始まると言った。
しかしながらエロ女連邦の淫乱共は、自分たちが欲望の支配権を有すると瞳さんを増強し、我々絶倫男に抗戦をする。
美弥子の夫も、瞳さんの子もその連邦の無思慮な欲望の前に射精してイったのだ!この絶頂も悦びも忘れてはならない!
それを、瞳さんは身をもって我々に示してくれた!」
忠はそう言うと、隣に立つ瞳に目配せをした。
「えっ?あたし?ええっと、示さないといけないのね」
瞳は慌てて浴衣をまくり上げて、剥きだした肉スジを両手でこじ開けて中身を晒した。