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プレイボーイの憂鬱
【女性向け 官能小説】

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ため息1つ-6


「ご飯一緒に食べよう」

あれから俺は1週間に3回・・・
いや。
ほぼ毎日、朝一でメールをするようになった。

「たまにって・・・毎日?」

学校の食堂でみんなの痛いほどの視線にも慣れてきた頃
加奈ちゃんがふてくされて言う。

「あ。友達とも食べたかった?」

俺、もしかしてウザい?
半ストーカー化してる?
少し前の俺なら、女にやられて
我慢できないような行為をまさに自分が加奈ちゃんにしていることに気がついた。

「それはいいんですけど・・・」
「なに?」

更に頬をふくらませたその姿を
可愛いと思ってしまう俺は
既に重症なのかもしれない・・・

「吉岡先輩、みんなに私が山崎くんに振られたってバラしたでしょ!」

そんなふうに言うと
加奈ちゃんは俺をジロッと睨んできた。

もし・・・
俺がそんな噂を広めなければ
加奈ちゃん、君は綺麗なおねぇさん方に袋叩きだよ?
山崎を振って俺に乗り換えたなんて
思われたら、当分学校に来れないよ?

そーゆーの分かってる?

加奈ちゃん。俺は君が思っているよりモテるんです。





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