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『私の初めてのひと』
【痴漢/痴女 官能小説】

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『私の初めてのひと』-2

くちゅ…

そんな音が聞こえたような気がして私は耳まで赤くなった。

(気持ち悪いはずなのに何で?)

「濡れてるね」

私にしか聞こえないような大きさでそっと耳元で囁かれ、私は肩をびくりと震わせた。それは思ったより若く、低くて心地よい声だった。

「い、いや……」
「いやじゃないだろ?ほら…」

二本に増えた指がとろとろと溢れだす密をからめとり、かすかに存在を主張し始めたそこに塗りつける。いつのまにか下着が太股の辺りまでずり下げられていて、私のスカートの下は無防備にさらされていた。
くりくりと指が動き始め、快感がそこから身体中に広がっていく。

「…っ!?」

(だめそんなことされたら私…)

指の動きがだんだん速くなり、声が出そうになる。足ががくがくするのをこらえているのがやっとだ。たぶんこの状況じゃなかったら、床にしゃがみこんでしまっている。

「いきそう?」

(気持ちいい…いやなのに…変…)

くちゅくちゅと下の方から水音が響き、他のひとにも聞こえてしまいそうだ。ぞっとする感覚はぞくぞくする快感へと変わりつつあった。

「すごく硬くなってるよ。わかる?」

今度は優しく優しく、ゆっくりと円を描くようにそこだけを集中的に愛撫される。コリコリと音が聞こえてきそうなほど、敏感になっている。言われなくてもわかる。きっと、真っ赤に腫れ上がってる。

(何これもう…もうだめ…気持ちいいの…っ)

「いきそう?」
「…あっ…う…は…っ!」

(自分で触るのと全然違うよ。あそこが痺れておかしくなっちゃいそう…!)

くるくると円を描くスピードがどんどん速くなる。とろとろした液体があふれでるのが止まらない。

(もう我慢できない…いっちゃう…いっちゃうよ…!)

トントンと中指のはらでぐっと剥き出しにされたそこを優しく叩かれる。腰がくだけてしまいそうなたまらない快感を与えられ、食いしばった歯の間から声が出てしまう。
トントントントン…

「っあ…!んんっ…」

(やああっ!だめえっ!それだめっ!もういく…っ!!)

「いけよ」
「あ…あっ…んん〜っ!!!!」

その低くて心地のいい声が快感を後押しし、私はスクールバッグに顔を埋めて声を圧し殺しながら、体を痙攣させて絶頂を迎えてしまった。






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