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ゆえとナオさん
【同性愛♀ 官能小説】

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第9話-1

後日、マリーさんのエージェントから、ナオさん宛てにメールが来ました。
マリーさんが逮捕されたそうです。

「マリーさんは裁判になるんですか?」
「うん…そうとうエグイことをしてきたみたい…ゆえにはメールを見せられないよ…」
「私、難しい英文じゃ読めないですよ」
「そうだね…」
遺伝子結合技術の研究のときに、違法なことをしたそうです。

「会社としても、違法なことをしていたんだって。個人としても恨まれているみたい。
私のための財産と、遺伝子結合技術に関する権利は守られるんだって。
先に手を打っていたんだね。マリーはこうなることを見越していたんだ…
遺伝子結合技術の公表はいつでもできるって書いてある」

「ナオさん大金持ちになっちゃいましたね」
「うん…私は今のままで十分なんだけどね…。よし!遺伝子結合技術は公表しちゃおう!」
「ええっ、そんなに簡単に決めちゃっていいんですか?
それって大変な技術じゃないんですか?」
「おおごとだからよ。学生の私には手に負えないもの。
世界に、まるっ、て投げちゃうんだ。
それに…マリーを助けられるかも?この技術はノーベル賞ものなんだから、
世の中がほうっておかないよ。
私の身体に施したことを考えると、マリーはもっとすごいものを持っている。
困っている人のためになれば、罪を償える。マリーにはもうひと働きしてもらおう」

「はー。やっぱりナオさんは頭がいいですねぇ。ナオさんもテレビに出るんですか?」
「あはは。出ないよ。娘の私に技術が使われたことは伏せてあるって。
でも、そのうちバレちゃうかなぁ?私はゆえと静かに暮らしたいなぁ」
「…ひょっとしてマリーさんは、ナオさんを遠ざけようとしたんじゃないですか?」
「…」
「子供のころから会う回数が極端に少なかったのも、
マリーさんが受けた恨みが、ナオさんに届かないようにしてたんじゃないですか?」
「…そうかもしれない…」
「ナオさんは、亡くなった恋人の恭子さんにそっくりなんだから、
ずっとそばにいたかったと思います。
でも、ナオさんに危害が及ばないようにしたんじゃないでしょうか?」
「うん、そうだと思う。いよいよマリーを助けなきゃ。
割り切れないこともあるけれど、それはそれ、だ」




私の手のケガはすっかり治りました。
手のひらと甲に小さく、縫った跡が残っただけです。
マリーさんとの件以来、ナオさんは以前よりも、もっと優しく接してくれます。
家の外でも寄り添ってくれたり、だっこしてくれるようになりました。
人が少ないときは、ナオさんからキスしてくれます。
私はナオさんにそんな風にしてもらって、とても嬉しいです。

怪我が治るまではHは無しで、お互い汚れ物でガマンしていました。
今日は久しぶりのHです。

今日のナオさんは怖いくらいに綺麗です。
私はバスタオルにうつ伏せ、ナオさんに向かってお尻を開きます。
「ください…」

ナオさんは私の手をとって、二人で指を私のお尻に滑り込ませます。
ゆっくり、二人で出し入れします。
指がお尻の穴を出るときに、私はのけぞり、細く、長くうめきます。
私のうめき声を吸い出すように、ナオさんはキスをしてくれます。
二人で交互に出し入れします。二本指でもします。

ナオさんは私の前でゆっくりとショーツを降ろします。
いつもより太い液が伸びていきます。
ナオさんはクロッチを広げて、私の前にショーツを置きます。
私はふせで待ちます。
ナオさんは私のお尻に二本、指を入れてくれます。
ナオさんを見上げると、優しくうなずいてくれました。
私が舌を伸ばして濡れたクロッチに顔を近づけると、
ナオさんは指を回しながら引き抜いたので、
私は気持ちが良くて、下着に顔を突っ伏してしまいました。

ナオさんが、体液で濡れた指を私の口に入れてくれたとき、
これは「幸せ」そのものなんだと気が付きました。
私の舌を二本の指ではさんで、「幸せ」を塗りつけてくれます。
何度もしてくれて、私はごはんをもらうことりのようです。

ナオさんは私の身体に性器を押し付けて、
ゆっくり揺れながら、体中に「幸せ」をくれます。
ナオさんもとても嬉しそうです。
私の身体は「幸せ」のにおいに包まれます。

ナオさんはときどき、「幸せ」を指ですくいとって、直接、私の口の中に運んでくれます。
そのたびに私は幸せな気持ちになり、嬉しくて身体が震えます。
私は身体も心も幸せいっぱいです。

身体はもう、力が入らなくてクッタリとしています。
頭もハッキリしなくて、夢見心地です。
暖かい海の中でユラユラ揺れているようです。
ナオさんは私をゆっくりと揺らしながら、幸せにしてくれます。

どれくらい時間がたったのでしょう。
気づいても、私は身体に力が入らなくて、薄目を開けることしかできません。
顔にもナオさんの体液が塗りつけてあるようで、まぶたがくっついています。
ナオさんは少し不安そうな顔で、私の顔を覗き込んでいます。
いつ、私のお尻から取り出したのでしょう?ナオさんの口には私のうんちゃんがいます。

ナオさんが私に与えてくれるのは、幸せ以外にありえない訳ですから、
私は嬉しくて、キスを求めるのですが、
口が少し開き、舌をちょっと出せただけです。

ナオさんはとても嬉しそうな笑顔になりました。
ナオさんは私を抱きしめて、長く長く身体を震わせていました。
泣いていたのかもしれません。

ナオさんには笑顔が一番です。
ナオさんは、私を天国に連れて行ってくれる、天使の生まれ変わりに違いありません。
天使は笑顔でなければいけません。


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