第1話 新妻の夜-3
ベッドの上でふざけていた二人は、いつの間にか抱き合っていた。
裕一の手が紗希の胸の上へと刷り上がりっていく。
「ふふふ……紗希のオッパイは大きくて、柔らかいなぁ」
紗希の乳房は、裕一の大きな手からも溢れるほどだった。
「恥ずかしい……」
瞬間、裕一の口が紗希の口を塞いだ。
裕一の舌を受け入れる紗希。
胸を愛撫していた裕一の指が紗希の身体を滑り下り、閉じられた太ももの間に埋もれていった。
「ほら、紗希。足を広げて」
「はい……」
恥じらいながら小さく頷いた紗希は、太ももの力を抜く。
太ももをそっと押すと、両足がゆっくりと広がっていった。
裕一の指が紗希の秘部をそっと撫でる。
「あっ……」
紗希は、身体を小さく震わせ、消え入りそうな吐息を漏らした。
「ふふふ……もう、こんなになってる。紗希は相変らず敏感だな」
「いやぁ……裕一さんの意地悪……」
枕に乗せられた頭を横に向ける紗希。
艶のある長い黒髪が新妻の顔を覆い隠す。
しかし、紗希は、膝を曲げた長い両足を広げたまま、瑞々しい肌を弾ませていた。
それは、愛する夫を受け入れようとする体勢だった。