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アンバランス×トリップ
【ファンタジー 官能小説】

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精霊人-5

「はっ…緊縛プレイは……どうだった?」

「あっ?……どうって?」

 緩やかに動きながら嫌な事を聞いてくるゼインに、カリーは快楽とも何ともつかない表情で聞き返す。

「お前に……そんな趣味があったとはな」

「んふぁっ女の子には……ぅ…秘密が沢山あるのよん」

「へぇ」

 何か誤魔化された気もするが、ゼインは納得してカリーの手を引き寄せて痣の所にキスを落とした。

「……妬いてるぅ?」

「あ〜…少しな」

 そんな資格が無いのは分かっているが、妬いてしまうのだから仕方ない。
 基本的に嘘がつけないゼインは正直に答えた。

「ふふ……」

 カリーは右手でゼインの頬を撫でて嬉しそうに笑う。
 それが子供じみた独占欲だとしても嬉しい……カリーはゼインの首に腕を回して身体を起こした。
 カリーの意図に気づいたゼインは彼女の背中を支えながら自分も身体を起こした。
 床に座ったゼインにカリーが股がる対面座位。

「……今度……縛ってよ」

 心はもう縛られているから身体も……ゼインの鎖でがんじからめにして欲しい……それがカリーの本心。

「ははっ……今度な…今は……我慢出来ねぇ」

 ゼインはグッと腰を突き上げてカリーの豊満な胸に顔を埋めた。

「ああんっ」

 カリーは甘い声をあげて喉を反らせる。
 そして、自らも腰を振って快感を貪り始めた。

「あっあぁっ凄…ぉい……奥ぅっ」

 自然と涙が零れて頬を伝う……それを唇で拭うゼインの荒い息が当たり興奮が増す。

「あっ…くぁ……出そっ……」

 カリーとタイミングを合わせて腰を突き上げるゼインは、汗を滴らせてカリーを追い詰めていった。

「んあっ!あっやあっ!私もぉっ」

 カリーの胎内が不規則に収縮して、ゼインを搾りあげた。

「あ゛っぐっ!!」

 不意にゼインが動きを止めてカリーを力強く抱き締める。

「んっああぁぁああっ!!」

 最奥に吐き出された精液が子宮に直接送りこまれた……本当にそう思ってしまうぐらいの快感に、カリーは激しく身体を痙攣させた。

「ああぁぁぅ……」

「はっ……ハァ…ハァ……ぅく……」

 ゼインが全てを吐き出してもカリーの収縮は治まらず、肉棒に残っているものまで吸い尽くす勢いだ。


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