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アンバランス×トリップ
【ファンタジー 官能小説】

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精霊人-4

「トドメだ」

 ゼインは核を口に含んで、思いっきり吸いあげると同時に歯で甘噛みする。

「きゃあぁあぁっ!!」

ブシャアァッ

 あまりの刺激にカリーは盛大に潮を吹き出した。
 それは潮と小水が混じった感じで、快感以上に羞恥がカリーを襲う。

「凄っぇ」

 ゼインは挿れたままの指をぐにぐに動かし、ピュッと出てくる残液に大喜びだ。

「んあっやっ……意地悪ぅっ」

 顔を赤くしたカリーは子供のように淫部を覗き込むゼインの肩を軽く蹴る。

「って……今、意地悪しねぇでいつ意地悪すんだよ?」

 普段はカリーがゼインをからかって遊ぶので、2人きりの時に復讐するのだ。

「覚悟しろよぉ?」

 ゼインはビシャビシャに濡れた顔を袖で拭き、いそいそと服を脱ぐ。
 そして、カリーに覆い被さってぴったりと肌を密着させた。

「あ〜…気持ち良い」

 ゼインはカリーのもち肌がお気に入りで、身体全体で堪能するのが好きだ。
 カリーもゼインに抱きしめられて擦り擦りされるのは好きなのだが、猛り狂った肉棒がゴリゴリ当たり気になって仕方がない。

「んっ早くぅ」

 カリーは手を伸ばしてゼインのモノを掴むと、催促するように扱いた。

「はっ…」

 ゼインが少し腰を引いて切なそうな表情を見せる……こんな時のゼインは妙に色っぽく大人に見える。
 その後、視線を合わせて苦笑する顔も好き……やっぱり、ゼインが大好きだ。

ズッ

「んあっ」

 気を取られていたらゼインがめり込んできて、カリーは身体の力を抜いた。
 ゆっくり挿入されるそれはカリーの隙間をみっちりと埋めていく。

「ふ……くぅ」

 カリーの蠢く肉壁がゼインを包み込み、ゼインの口から耐えるような、満足なような、そんな息が漏れた。

「ガバガバじゃ……なさそうだぞ?」

「んうぅ〜…どうでもい……やっぱ気持ち良いぃ〜」

 身体だけじゃなくて心の隙間まで埋まる感じ……ゼインじゃなきゃここまで埋まらない。
 視線を交わした2人はクスクス笑って額を合わせた。
 そして、そのままどちらともなく動き出す。

「ふうっあ……ゼイン……」

「カリー」

 ゼインはカリーの指に自分の指を絡めてキュッの握った。
 そのカリーの手首にはいつものシュシュが着けてある。
 そして、そのシュシュに見え隠れする痣。


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