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アンバランス×トリップ
【ファンタジー 官能小説】

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精霊人-3

「あぅ……それはイヤだにゃ……」

「確かめてみねぇとな?」

 ゼインは悪戯っ子のように笑って、カリーの顔にキスを降らし始めた。
 髪を掻きあげてこめかみから額、鼻のてっぺん、頬を通って顎……そして、唇を見つめておねだりしてみる。

「……キスしてぇ……」

 再会してからも何度か言ってみて、却下され続けてきた事だが……。

「それはダメ」

「あう……やっぱり」

 好きな相手、つまり恋愛感情を持った人としかしたくない……カリーのその気持ちは良く分かる。
 分かっているからこそキスしたいし、ぷっくりしたピンク色の唇を見るとどうしても貪りたくなるゼイン。
 しかし、カリーが嫌がるなら断念するしかない。
 そのゼインは知らないが、カリーが断る本当の理由は『嘘がバレる』から。
 スランは笑い飛ばしたし、そんな事あり得ないのも頭では理解しているのだが……もしバレたら?
 沢山の血で汚れた暗殺者だとバレたらゼインはどんな反応をするのか……諸手を挙げて歓迎じゃない事だけは確かだ。

「……ま、いっか……」

 ゼインは気を取り直してカリーへの愛撫を再開させる。

「ぁ」

 首筋を舐められたカリーは小さく震えた。
 ゼインに愛撫されるのは大好きだ……身体の細かい所まで隅々と、確かめるように手と舌でなぞられていくのが凄く心地よい。
 いつの間にか服を脱がされたカリーの股に顔を埋めたゼインが、蜜を湛えた秘部に口をつけた。

「あぁん」

 熱く柔らかい舌がヒダをなぞり、敏感な核を捉える。
 くるくるとそこを弄られカリーはパタパタと脚をばたつかせた。

「ひあんっやっああんっ気持ち良いぃっ」

「なら暴れんなよ」

 ゼインはカリーの脚を押さえてグッと指を2本挿れる。

「あうんっだってぇ」

 カリーに埋まった指は腹側を抉るように刺激した。

「ぅあっ?!それダメぇ出ちゃ……うぅっ」

「漏らしていいぞぉ?」

「やあんっああっううっ」

 ぐちゃぐちゃと激しく刺激されるも、漏らしたくないカリーは歯をくいしばって何とか耐える。

「うっくぅっあっ」

 暴れていた脚が止まって爪先がピンと伸び、ふるふると震えた。


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