危険な忘れ物3-2
トントン、と階段を上がってくる音が聞こえる。
(助けて!徹!!)
塞がれた手の中で恵子は叫ぼうとするがもごもごするだけで声にならない。
悟はスカートの中に手を入れてずらした下着の脇から指を中に入れた。
そして見せつけるように、恵子の顔の前に指をかざす。
「徹に教えてあげようか?恵子ちゃんはこんなに濡らしちゃうエッチな子だって」
男にしては細く長い指の先は、透明の液がベットリと付いている。
「それもいいかもな」
面白そうに、くっと笑う悟に恵子は凍りついた。
ふるふると顔を左右に動かす。
その間に徹は自室に入ったようで、薄い壁の向こうで何か音がする。
こんなに音が響くなら叫べば徹は気づいてくれるだろう。
でも、そんなことをしたら感じて濡らしている自分も知られてしまう…!
地獄のような葛藤で揺れる恵子を無視して、悟は恵子の足から無理矢理下着を抜き取った。
大きく足を開いてその中心に顔を近づける。
恵子の身体をびくっと跳ねた。
悟は大きく口を開いて溢れる愛液をジュルジュルと吸い上げる。
「……っ、……っ!」
さらに、突きだした舌で滅茶苦茶に舐めまくる。
ずっと声を堪えていた恵子もさすがに我慢の限界だった。
「っ、あっ…」
恵子の悩ましげな喘ぎ声が切れ切れが聞こえる中、悟の舌はますます妖しくうごめく。
包皮を剥いたクリト○スに狙いを定めてそこを執拗に舐め始めた。
「っ、…っ!」
恵子の身体がびくん、びくんと跳ねる。
「ほうら、クリちゃん固くなってきた。俺、舐めるの大好きなんだよね」
長い髪の下からのぞく、端正な顔からは想像出来ないほど卑猥な言葉を悟は言う。
クリト○スや、割れ目、おしりの穴までも舐め回され、恵子はあっという間に達しそうになる。
がくがくと身体を震わせる恵子に悟はさらに舌使いを早める。
すぐ隣の部屋に徹がいる。その兄の前で恵子は全身を震わせながら達してしまった。
しかし、悟の舌は止まらない。
達したばかりの敏感なクリト○スを舐め続ける。
もはや、快感を通り越して、苦痛にすら感じる刺激に恵子は身もだえた。
「真っ赤に腫れちゃって。可愛いクリだね」
(も、やめて…)
「こっちもグチョグチョだよ」
悟の指は愛液と唾液でベットリと濡れる恥毛をかき分けて、その中心に侵入する。
散々弄られた身体は待ち望んだ刺激にきゅっと収縮した。
「すごい、締め付けだ。ここにチ○ポ挿れたら気持ちいいんだろうな」
うっとりと囁かれ恵子の背中が、ゾクッと粟立つ。
(それだけは…いやっ!)