第6話-1
今日はお母さんと三人でお夕飯です。
お母さんに会うのは、ちょっと久しぶりです。
「あら、二人ともきれいになって。うまくいってるのね」
「葉子さん、ごぶさたしてます」
「ナオさん、こんばんは」
「ただいま」
「ゆえは色っぽくなって。ナオさんに、沢山かわいがってもらってるのね」
「おかーさんは、そういうこと言わないで」
「自分の娘が美しく変わっていくのは嬉しいわよ。よっぽどナオさんはステキなのね、
お母さん羨ましい。」
「だからもー。お母さんのほうはどうなの」
「私のほうは上手くやってる。大人同士の恋愛よ、落ち着いて、ゆっくり幸せになってる。
今は、向こうに行ったり、きてもらったりしてる。…急に入ってきてはダメよ」
「いや…。私はナオさんちの子だから。」
「ナオさん、ゆえが勉強の邪魔していない?」
「大丈夫ですよ。料理が上手なんで助かってます」
「ゆえは成績上がったねぇ。特に数学は学年トップクラスじゃない。
さすが、ナオさんだわぁ。私が離婚して影響あったからホントに安心してる。
この町にきて良かったわぁ」
「男の人はキライ。男の人はくさい」
「ナオさんの両親てどんな人なんですか?」
「うーん。話すけど、複雑なの。それと、他の人には絶対言わないで。葉子さんにもね」
「はい?」
「私は普通に、男女間に生まれた人間ではないの。
遺伝子結合という技術を使って生まれた、同性間の子供なの。だから父親は必要ないの」
「えええ、急展開ですね」
「遺伝的な親の一人はマリー。イギリス人で、この人が遺伝子結合の技術を持ってる。
私、ハーフなのよ」
「はー。それでナオさんはスタイルがいいんですねぇ」
「産業道路に大きな製薬会社があるでしょう?」
「はい」
「あれがマリーの会社の日本支社。たまーに視察にくるから、そのとき会うの。
それが私がこの町にいる理由ね。
今度マリーが来たら、ゆえを紹介するよ。
忙しい人なんで、本当に、たまーに少し会うだけよ。ここまでOK?」
「はい」
「二人目の遺伝的な親は恭子さん。日本人ね。マリーとイギリスの大学で出会ったの。
私の数学的能力はこの人からね。私は恭子さんと生き写しなんだって。
この人は私が生まれる前に亡くなったわ」
「???」
「体外で人工的に胚を扱うと…人間の種のことね。ありうる事なの。
私は、イギリス人と日本人の二人の女の人の遺伝子から出来ている、ついてきてる?」
「はい」
「三人目の親が生みの親で朋子さん。恭子さんの妹で、
私はこの人のお腹から生まれてきたの。
マリーと恭子さんの遺伝子を持った胚を、朋子さんのお腹に宿して私が誕生したの。
この人は日本に居るわ。私の高校三年間だけ、ここで一緒に暮らしたの。」
「三年間だけですか…」
「親といっても、恭子さんは知らないし、
マリーは会社経営で世界中を飛び回っていてめったに会えないし、
朋子さんとは私が生まれてすぐ別れて、三年間一緒に暮らしただけ。
どこにいっても私のような、いかがわしい人物の居場所は無かったな。
父親代わりの祖父も私が中学生のときに軍務で亡くなったし」
私は静かに涙を流します。
「ナオさんはえらいです。私ならきっと悲しみに捕まってしまう…
そんなにステキな笑顔はできないです…」
「ありがとう。今の私は幸せ。気持ちを分け合ってくれる人がいるから。
きっと、今までの分これから幸せなんだわ」
「はい。私がナオさんを幸せにします」
「ありがとう、嬉しいわ。そろそろ寝よう。さぁ、お尻トントンよ!」
「はい!」
私とナオさんがいつも特別なことをしているわけではありません。
普通のHもしています。
私は下になるのが好きです。
ナオさんに上になってもらうと、顔が近くにきて、お腹とお腹がくっついて、
ひとつになった気持ちがします。
ナオさんの長くてサラサラな髪が、私の顔にかかって気持ちがいいです。
ナオさんが私の首筋や胸にキスしてくれると、髪が身体にかかってゾクゾクします。
そのうち、我慢ができなくなって、私は片ひざを立てて、おねだりをします。
ナオさんは、後ろから手を回して、私のお尻の穴をいじってくれます。
そのころには私はツユがたくさん出ているので、ナオさんはそれをつけて、
私のお尻の中に指を滑り込ませます。
あおむけで脚をあげると、奥まで指が届くので、
ナオさんが入ってきた感じが強くします。
ナオさんは私をゆっくりと揺らしながら、指を出し入れします。
チュッチュッとお尻の穴から音がします。
私はナオさんにしがみついて達します。
今度はナオさんの番です。
ナオさんは自分でします。
私はナオさんのおでこや、まぶたにキスをします。私の小さな胸を含ませます。
ナオさんが高まってくると、頭を胸に抱きます。
ナオさんは私の胸に顔を埋めて達します。
私は、かわいいかわいいナオさんに優しくキスをします。
二人でクスクス笑って、顔を寄せて寝ます。
こうして、あまり我慢をしない、普通のHも私は大好きです。
ナオさんがねこみみを買ってきました。
二人はベッドの上です。
「やだ!かわいいいきもの!ゆえ、ぬこプレイしていい?ナオお願い」
「いーですけどー」
ナオさんの、こういうところはわかりません。
「じゃあ、今からお話は無しよ。ぬこなんだから」
私はうなずきます。
「ミャアって言って」
「…ミャア」
「んー、お返事できておりこうねぇ」
ナオさんはおでこにキスしてくれます。とても嬉しそうです。
「お手はできるの?」
サッ
「おかわりは上手なの?」
ササッ
「とってもいいぬこねぇ〜」
私をベッドに押し倒して顔中にキスしてくれます。
本当によくわかりません…