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Eプラント
【ホラー 官能小説】

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収穫-4

 翌日、日曜日の午後。

 ふたりで軽く昼食をとった後、タカシは、ゴルフクラブを物色したいと言って車で一人出かけていった。ユリは、後片付けを済ませて寝室に入り、ダブルベッドの縁に腰かけた。部屋には、果実が腐ったような甘ったるい匂いが充満している。
 ストッキングと下着を脱いで両脚を大きく広げると、パックリと開いたおまんこの中から、深紫色の丸っこいナスビのような物体がにゅっと顔を出した。ユリは、その物体を掴んでおまんこから引き抜いた。見ればソレは、鈴木アヤメから送られてきた例の球根にそっくりだった。
 
 木箱にオガクズを詰め、球根を真ん中に据えて蓋を閉める。ユリは、パソコンを開いて説明書をプリントアウトし、7番目の項目を指でなぞった。


 7. 育て方はあなた次第です。たっぷりの愛と情熱を注いであげて下さい。


 ベッドの縁に腰かけ、ドレッサーの大きな鏡に向かって満足げに微笑むユリの周りには、濃緑色の蔓と葉のような物が、ユラユラと揺れ騒いでいた。


――Eプラント・了


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