投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

私たちは様々な問題を抱えている
【ノンフィクション その他小説】

私たちは様々な問題を抱えているの最初へ 私たちは様々な問題を抱えている 12 私たちは様々な問題を抱えている 14 私たちは様々な問題を抱えているの最後へ

うやむや-1

あんな事があったので、早坂さんと暫く連絡をとらない事にした。


お互いに何らかの誤解が生じているのは、なんとなく分かっていた。


それを解消するためには話し合いなりなんなりが必要で、


しかし、私は逃げ癖があるため、話し合いの場を自分で設ける気にはなれず、


「こうやって、しょうちゃんとエッチして、現実逃避してるんです。」


「…。

本当に駄目な子だよね、利津子ちゃんて…」


しょうちゃんは丁寧に私の首筋にキスをしながら言った。

甘い行為をしているにも関わらず、しょうちゃんは明らかに呆れているようだった。



「利津子ちゃん」

「なに?」



「…このまま俺と付き合っちゃうっていうのはどうでしょう」

「…しょうちゃん、交代。
舐めたげるから。」


私はやおら起き上がり、しょうちゃんを寝かせ、施した。


しょうちゃんは寂しそうな顔をしながら、施されていた。


お前が気づかないだけで、傷ついている人間が沢山いる、と早坂さんは言った。


私は気付いていない訳では、ない。


ただ、傷付けないために、あれこれ考えるのも、


傷つけている自分を認めてくよくよ考えるのも、


私は面倒くさくてしたくないだけなのだ。


私は、目の前のしょうちゃんが、ずたずたに傷付いてるのに気付かない振りをして、


しょうちゃんのあちこちを良くしていった。


私たちは様々な問題を抱えているの最初へ 私たちは様々な問題を抱えている 12 私たちは様々な問題を抱えている 14 私たちは様々な問題を抱えているの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前