赤い眼-6
ズッ
「あぁあんっ!」
先が挿っただけなのにカリオペは身体を震わせて軽くイッてしまった。
「ダメだよ。直ぐにイッたら」
ターゲットになる人間は暗殺を依頼された人物だ……大体、ろくな人間では無い。
そんな奴の前でふにゃふにゃになってしまったら、始末する前に自分が始末されてしまう。
「ふあ……ごめんなしゃ〜い」
正にふにゃふにゃになったカリオペは深く息を吐きながら謝った。
「もっと経験を積まなきゃね?」
そう言った頭領は腕の力を抜いて完全にカリオペに埋まる。
「きゃうぅっ」
「っく」
妙な悲鳴をあげたカリオペの秘穴がギュッと締まり、さすがの頭領も顔をしかめた。
胸同様にまだまだ未発達なカリオペの秘穴はただでさえ狭いのに、締められたら千切れてしまうぐらいにキツい。
「はぁん……パパの……おっきぃ〜」
「はっ……カリオペが小さいんだよ」
頭領はカリオペの腰を掴み直して揺らし始めた。
「あうっあぁっはあっああぁっ」
ギチギチに埋まったモノでガツガツ突き上げられて、カリオペは自分がただの『もの』になった気になる。
セックスは好きだ……身体を貫く絶頂はカリオペをバラバラにしてくれるし、頭を真っ白にしてくれる。
でも、そこまでに行く愛撫やら言葉責めとかは無駄だと思う。
とにかく早く絶頂を味わいたい、もっと白くなりたい……カリオペがセックスに求めるのはそれだけなので、どうしても直ぐにイッてしまうのだ。
「やっああっパパぁっダメぇっイク…イッちゃうよぅ」
貪欲に絶頂を求めてカリオペは昇る。
「ハァ…しょうがない子だ……今回は特別だよ?」
頭領として常に部下よりも上に居なければならないのでこう言ったが、正直これ以上もちそうに無い。
「あっあっダメっイッくぅっーーーーー!!」
カリオペは頭領にしがみついて絶頂に達した。
「っ!!」
直ぐ様、胎内が熱いモノで満たされて溢れ出る。
「ぁ……は……ぁ……」
カリオペはくてんと頭領にしなだれかかって、自分同様に荒い呼吸を繰り返す頭領の口を見ていた。
「……ねぇ……何でキスはダメなの?」
セックスの技術は教え込むくせに、頭領も兄達も絶対にキスはしてくれない。