赤い眼-4
「ああ!!もう、最悪ぅっ!!」
アジトに帰って頭領に報告をしながらカリオペはお預けを喰らった話をする。
「ハハッそりゃぁ、災難だったな」
50歳ぐらいの頭領は可笑しそうに笑ってニコニコとカリオペの話を聞いていた。
その姿は学校での出来事を話す娘と父親のように見える。
頭領は他の部下に依頼主に報告してこい、と命令してカリオペと2人きりになった。
「災難も災難よぅ〜寸止めなんて余計疼くぅ〜」
「カリオペは変態だな」
人の死に際にエクスタシーを感じるなど変態も良いとこだ。
「うるしゃ〜い」
カリオペは椅子に膝を抱えて座り、頬を膨らます。
「……しょうがない……おいで、カリオペ」
頭領はクスクス笑ってカリオペを手招きし、カリオペはパアッと顔を輝かせて頭領に飛び付いた。
「いいの?!」
「このまま放置してたら次の仕事に影響しそうだしな」
膝に股がって座ったカリオペは嬉しそうに頭領の首に抱き付く。
「まずは準備をしてくれ」
「は〜い♪」
カリオペは可愛く返事をして頭領の脚の間に膝まづいた。
「んふ♪久しぶり♪」
そそくさと頭領のズボンと下着を下ろしたカリオペは、まだデロンと垂れ下がっているイチモツを握ってゆっくり扱く。
「そうか?」
「そうよぅ〜ゆっくり話すのも久しぶりよ?」
「そうだったか……しかし、兄達が可愛がってくれるだろう?」
カリオペの所属する暗殺集団シグナーは、仲間を兄弟として扱う……兄弟の契りとして行うのは男女関係無く、セックス……暗殺の技術を教え込む為でもあるそれは、純粋に楽しめるものではなかった。
「頭領のが一番よ♪」
カリオペは舌を出して頭領の肉棒をゆっくりと舐め上げる。
「ああ……上手になったね」
頭を撫でて誉めてくれる頭領に、カリオペは赤い眼を向けて微笑んだ。
頭領と視線を合わせたまま裏筋を往復して唾液を塗りつける。
徐々に硬くなってきたモノをカリオペはかぽりと口に含んだ。
「んふぅっ」
まだ幼い口には全ては収まらなかったが、カリオペは懸命に奉仕を続ける。